もしも、Aナンバーズが人間の子供だったら 藤宮 蘭・作

シグナル(12歳)「わーい!キャンプ、キャンプ!」
パルス(15歳)「うるさいな、シグナル。しずかにせんか!」
カルマ(17歳)「喧嘩はやめて下さいね。」
アトランダム(21歳)「まったく・・・。こ〜んなちんけな海辺のキャンプ、何がたのしい?だからガキとくるのやなんだ。」
ユーロパ(13歳)「アトランダムー!一緒にきれーな貝殻あつめよーね」
アトランダム「ん?ああ・・・いいぞ。」
コード(16歳)「ア〜ト〜ラ〜ン〜ダ〜ム〜・・・・」
アトランダム「は!?ココココ、コードオオオオ!お前キャンプに細雪持ってくるなと、あれほどいったろうに!」
コード「やかましい!!てめえの言う事なんざ誰がきくか!それはさておきアトランダム!俺様のかわいい妹に手え出すとは、100億年はやいわ!」
アトランダム「だからコード!細雪こっちにむけるな!」
コード「じゃかあしいわ!一遍死に晒せアトランダム!」
パルス「・・・・てめえらが一番うるせーよ・・・」
カルマ「兄様・・・(アトランダム)」
エララ(13歳)「パルスさん、エモーション姉様知りません?」
パルス「ああ・・・さっきシグナル連れて海行ったぞ。」
エララ「そうですか。ありがとうございます。」
カルマ「どうかしたのですか?」
エララ「ええ。お茶が足り無さそうなので一緒に買いに行こうとおもって・・・。」
カルマ「よっかたら私が行きましょうか?」
エララ「よろしいんですか?」
カルマ「ええ、どうぞどうぞ。」
アトランダム「カルマには何も言わんのだな・・・・。」
コード「てめえとカルマを一緒にするなよ。あいつは心配ない。」
アトランダム「さようで・・・・・。」

〜夜・・・・・〜
シグナル「んでさあ、兄貴。エモーションさんったら酷いんだぜ。僕がエララさんのこと好きだって事、見てたら分かるって言うんだぜ。」
パルス「まあ、強ち嘘ではないな。」
シグナル「うがー!てめえもかああ!」
パルス「本当のことを言ったまでだ!」
カルマ「だ・か・ら!!喧嘩は止めて下さいね!!!(怒)」
シグナル&パルス「・・・・はい・・・。」
アトランダム「お前らは・・・(汗)」
コード「黙れ負け犬。てめえがユーロパと一緒にいる資格なんざ、これっぽっちもねえんだよ。」
アトランダム「今の話しとは、関係なかろう・・・・。」
コード「じゃかあしいわい!許可無しに俺様の視界に入るな。ところでシグナル。」
シグナル(はっ・・・・・・!ヤな予感!)
コード「てめえエララにそんな感情持ちくさってたんかい!」
シグナル「うわあああん!ごめんなさあいい!」
パルス「べつに減るわけでもあるまいし、いいだろうコード」
コード「減るわい!!」
カルマ「何が減るんですか・・・?」
アトランダム「シグナルにエララを取られるのがいやなのだろう。」
パルス「まあ、そんなとこだろうな。」
カルマ「そうでしょうか。」
コード「じゃかあしいわい!!!こおのひよっこどもがああ!!!!!!」 ドカッ!
アトランダム「コードオオオオ!なぜ私だけ殴られにゃならんのだあ!」
コード「ムカツクからだ。」 バキッ!
パルス「今のうちに逃げたほうが良さそうだな。」 ドゴ!
シグナル「そうだね。逃げよ逃げよ。」 ズガ!
カルマ「兄様......(泣)」 ぐさ。
  バタン・・・。
エモーション(13歳)「いかがなさいました?」
カルマ「実は・・・・」
エモーション「まあ、では私が・・・・あ、パルスさん、ちょっと失礼・・・(すううーーーっ・・・)」
パルス「?」
シグナル「あーあ・・・兄貴、エモーションさんの餌食だね。」
カルマ「お可哀想に・・・」
エモーション「っっきゃあーーーー!コード兄様あああ!おそわれるうううう!」
パルス「!?」
コード「誰だ!俺様のかわいい妹にちょっかいだすやつは!」
エモーション「お兄様、アトランダムさんに何かしたらユーロパが悲しみますわよ?」
コード「・・・!!」
シグナル「さっすがエモーションさん、あのコードを誘き寄せるなんて。」
カルマ「完全にエモーションのペースですね。」
エモーション「もう、アトランダムさんを虐めません?」
コード「まあ、可愛い妹の頼みだ。」
シグナル「アトランダム、エモーションさんに助けられたな。(笑)」
カルマ「良かったですね、兄様。」
アトランダム「ま・・・まあな・・・・・・・・。(赤面)」
パルス「私としては素直に『よかった』と言えんな。」

   〜後日〜
ユーロパ「アトランダムー!」
エララ「シグナルさん、あの二人仲がいいですね。」
シグナル「そうですね。でも・・・・」
コード「アトランダム!消えろ!失せろ!死ね、死ね!!」 
アトランダム「だからコードオ!細雪をこっちに向けるな!寄るな!危なすぎる!メーワクだああ!」
ユーロパ「コード兄様!」
パルス「・・・・・・・・」
シグナル「?どーした、兄貴?」
パルス「・・・・・・・・・・・・」(すーーーー・・・・)
シグナル「あーあ、もう寝てるよ。どうします、エララさん?」
エララ「ここだと、紫外線が強いので、中に運びましょう。」
シグナル「あ、そうですね。ぼく、運びます。」
コード「っっだああああ!俺様が運んでやる!感謝しろ!」
シグナル&エララ「・・・・・・・?」
シグナル「なんかコードって、昨日からへんですね。」
エララ「へんと言うか、色々気を配って下さって・・・・」
カルマ「コードも、3人も妹さんがいらしゃると大変ですね。(笑)」

                                 おわり

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