準備段階

印象に残った本
 「定年後の8万時間に挑む」加藤仁 著 2008.1.20
 書名の8万時間が強く心に焼き付いてしまった。定年前の会社勤務時間と定年後の平均寿命までの余暇時間がほぼ等しいという事。20才から60才までの労働時間は 2千時間(年間労働時間)×40年=8万時間。 定年後から平均寿命までの余暇時間は 11時間/日(一日24時間から睡眠や日常生活に必要な時間を差し引いた時間)×365日×20年≒8万時間。
私にとって8万時間の労働期間は、子供達の誕生から成長し独立まで山あり谷あり、長かったように感じられたが、余暇の8万時間はだんだんと消費され減っていくものだから、無駄にはできない。濡れ落ち葉にならないように何かしなければと考えるようになった。

講座の受講
 会社の先輩のアドバイスを参考にして名張市主催の家庭菜園講座に申し込んだ。応募者が多かったけれども運良く受講することが出来、2008年の半年間基礎的なことを学んだ。講座の終り頃に紹介があった市民農園を借りることにつながり、2009年の定年後の4月から上比奈知の「せせらぎの里」(60u 6480円/年)で生まれて初めての野菜作りを開始した。
 「愛農土曜コース」は座学と実習の両方が有り、右も左も分からない者にとって大変参考になった。今も実行していることはメモ程度の簡単な内容だが、作業記録を付けている。
 同じ頃「食と農を考える会」が主催している MOA自然農法セミナー に参加。10回/年のシリーズで季節に合致した内容だったので作業に取り込み易かった。印象に残っているのは 米ぬかと菜種油かすで作るボカシ肥料、ナスにニラ・キュウリにネギなどのコンパニオンプランツ、種採りの方法、収穫野菜の葉に含有する窒素成分量の簡易分析・・・・。
現地研修など、現在も形を変えて「自然農法友の会」として続いている。