1-1 野生の草花

名張の山野草はスズランやノアザミなど百数種類、シダ植物としてはワラビやクサソテツなど約30種類位を見ることができます。ササユリやキンラン、ギンランなどは乱獲によって絶滅の危機に瀕していると聞いています。大事に守り続けたいものです。
つつじが丘周辺の野山を歩くと、四季折々に美しい花を見ることができます。


このページの画像の内、ノアザミ・オオマツヨイグサ・ヒガンバナ・リンドウは「身近な野草」の大町忠久さんから、また、ササユリは名張市つつじが丘の江田公英さんから提供して頂きました。それぞれの画像をクリックしてみて下さい。素晴らしいオリジナル写真を鑑賞することができます。

ノアザミ
野薊花期:5〜8月。
日当たりのよい草地や山野でごくふつうに見られます。
高さは50〜100cmで茎の先に紅紫色の花をつけ、葉は深い切り込みがあって縁に触れると痛いほどの鋭いとげ状になっています。

ササユリ
笹百合・14年笹百合・14年花期:6〜7月の梅雨の頃。
わが国を代表するユリ「笹百合」。葉が細長く、ササに似ているところからこの名前がつけられました。高さは50cm〜1mで、茎はまっすぐに1本直立しています。笹のような葉は長さ8〜23cmで左右交互に茎がついています。花は茎の先に1つだけつき、直径10〜15cm、ロ−ト状で花びらは6枚、淡いピンク色で、うつむくように咲く花の姿は実に美しいものです。
生育環境は、丘陵地や山地の斜面の草地やササ原・溜池の堤などの日当たりの良い場所に生えます。
名張市青蓮寺のササユリ観察園では、地元の方々が保護活動を続けていて、毎年の見ごろには自由参加の自然観察会が開かれています。クヌギやナラの木などの茂る雑木林の中に可憐なササユリの花を見ることができます(上の写真)。

キキョウ:(市の花)
桔梗花期:7〜9月。
「桔梗」は[名張市の花]です。茎はまっすぐに伸び、高さは40cm〜1mで、葉は少し細長く先端が尖っていて茎に左右交互についています。花は茎の先に1輪つき、青紫色の花びらが5枚ふわっとした感じで開き、大きさは直径4〜5cmの美しい野草です。
生育環境は、丘陵地から低い山の日当たりの良いススキなどの混じる草地に生えます。
また、「桔梗」は秋の七草の1つでもあり、根茎を乾燥させたものを漢方では桔梗根と呼ばれ薬用されています。

オオマツヨイグサ
月見草花期:7〜9月。
「大待宵草」。一般に「月見草」とも呼ばれています。わが国のマツヨイグサの仲間では最も大型で、花の大きさは5〜7cmほどあります。その大輪は夕方から黄色の花を開き、夕闇の中でも鮮やかです。繁殖力が強く、北アメリカ原産のものをヨ−ロッパで園芸用に改良し、それが明治の初めに日本に持ち込まれたといわれています。
河原や土手などによく群生しています。

ヒガンバナ
彼岸花花期:9月。
「彼岸花」秋の彼岸の頃に花を咲かせることからこの名があります。また、別名マンジュシャゲ(曼珠沙華)とも呼びます。花は鮮紅色で花蓋片が外側に丸く反転しています。毎年、ほとんど同じ時期・同じ場所に自生します。畑の隅や土手など人里だけに見られる野草です。
ヨ−ロッパでは高級花として人気が高いそうです。

リンドウ
りんどう花期:9〜11月。
秋の気配が深まるころ、草原にリンドウの青紫の花が咲き始めます。草丈は30〜80cmほどになり、茎は斜めまたは直立しています。葉は楕円形で縁がざらざらしています。花は青紫色、5cmほどの大きさで、茎の上部の葉の脇と茎の先端につきます。また、日が当たると開き、雨の日はひっそりと閉じています。群生することは少ないようです。
その他・タンポポ・スミレ・スズラン・コスモス・ヨメナなど、馴染みのある沢山の野草の花が見られます。


★ 大町忠久さんのホームページ「身近な野草」にリンクしています。ここをクリックして下さい。掲載野草は700余種にも及ぶ「教材用野草写真集」としてまとめられています。

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