伊賀市・名張市広域行政事務組合 伊賀の国
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青山町 双つ渕の大蛇

双つ渕(青山町勝地) 湯の口(※1)から半里ばかり奥山権現さんへ向かうと双つ渕の滝があってな、そこに棲む大蛇が権現詣や山仕事の人に悪さをして村人はたいそう困っておった。
 そこで村人たちが相談して、布引村(※2)の剣術の名人福持九郎久太夫に退治を頼むことになったんやげな。
 九郎久太夫は、将軍家拝領の馬で双つ渕へ乗り込んで、名刀萩原太刀を足に添えて大蛇が現れるのを待ったんや。
 大蛇を待ち続けて7日め、渕から現れた大蛇は、九郎久太夫を飲み込み始めた。太ももまで飲み込まれたその時、九郎久太夫は太刀を振り上げた。
 大蛇は真二つに割れ、その血は奥山川を真紅に染めて下り、長田川(※3)へ入って勝地の丸血橋で固まって止まったんや。村人はとても喜んで、ここを丸血橋と名づけたんやげな。

※1 勝地の湯の口橋の辺り      ※2 現在の大山田村
※3 現在の木津川
〔参考文献〕あおやま風土記(町広報96年9月号)


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