伊賀市・名張市広域行政事務組合 伊賀の国
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伊賀町 蛇喰池(じゃばみいけ)の伝説

蛇喰池(伊賀町山畑) 伊賀町山畑、霊山の山腹に「蛇喰池(じゃばみいけ)」という池があります。地元では「蛇池(じゃいけ)」と呼ばれています。この池には様々な言い伝えがあります。
 今から約八百年前の文治何年かの頃、名主のもとに美しい一人娘がいました。ある日、その娘は家を抜け出して蛇喰池(じゃばみいけ)に身を投げてしまいました。それを聞いた里の者は、池にすんでいる竜に魅せられて誘い出されたのだとうわさしました。
 ある月明の夜、両親は嘆いて池の岸辺に立って娘の名を呼びました。すると、たちまち池の水面に桧皮葺(ひわだぶき)の御殿が浮かびだしました。その中から娘が現れ、両親に侘びを言い、明年7月には河内の八ッ川の淵へ参ることになっていると話しました。やがて池の上に霧が起こり、娘も御殿も消えてしまいました。
 今、池の中には小さな島があり、その島は御殿の礎石の一つが残ったものであると言い伝えられています。

〔参考文献〕「伊賀町の民俗」伊賀町文化財委員会編(昭和50年11月発行)


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