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元禄の世の月見の献立は今も健在(上野市)

料理 食生活改善グループにんじんクラブの会長をお受けした平成4年に、フジテレビの番組「くいしん坊万歳」から、伊賀のふるさと料理“芭蕉の月見の献立”実演の依頼がありました。俳聖殿を背景に縁台を持ち出し、再現した月見の献立の御膳を並べて、辰巳琢郎さんへのもてなしを会員の皆さんにお願いした番組の収録は、8月の真夏の陽射しをまともに受け、玉の汗を拭きながらの好演でした。これが月見の献立再現の始まりです。
「月見の献立再現の会」 
平成6年の芭蕉翁生誕350年の際に、記念事業として応募し、旧福祉健康センター3階の和室において120食限定で月見の献立を再現、市民の方々を対象に試食会を行いました。11品の会席料理は、とても雅びなご膳だと好評でした。
 その後の4年間、あちこちから「月見の献立はいつしてくれるのや。」との声がしきりに聞こえてきたので、芭蕉翁記念館のご協力を得て、松田英さん、中森幸子さん、私の3人が中心となり、有志22名と共に平成10年6月「月見の献立再現の会」を発足しました。
 試食会 以来、もうすぐ6年目を迎えようとしていますが、平成13年10月には、三重県主催のイベント「俳句で遊んで!伊賀で遊びます」で、弁当箱形式に詰めた月見の献立120食を提供し大人をはじめ子供達にも試食してもらいました。また、例年行われる芭蕉祭に全国各地から芭蕉さんを慕ってお越しになる研究者や俳人の皆さんを月見の献立で毎年もてなしています。そのほか、上野市内の芭蕉の遺跡や五庵の見学をはじめ、大津や京都の芭蕉の作品やゆかりの場所への研修旅行など、在りし日の翁を偲んでいます。
 元禄の世の月見の献立は、3世紀経った今も健在し、現代人の心を癒してくれます。再現する私達は、身を引き締めて、心をこめて後世に伝えていきます。どうぞよろしくご支援ください。

月見の献立再現の会 代表 井上千鶴子さん
TEL:0595-21-4549
目次へもどる 広域広報「ふるさと伊賀」2003.3月号 より

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