伊賀市・名張市広域行政事務組合 伊賀の国
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種橋伯子さんの写真
みはたガイド
種橋伯子さん
美旗古墳群(名張市)

 名張市東部の美旗というところに、5基の前方後円墳と1基の円墳そして数多くの培塚(ばいちょう)からなる、美旗古墳群という国の史跡があります。この美旗古墳群は造られた年代・世代が違っているので、それぞれが個性あふれた魅力ある姿を見せてくれます。
 美波多神社から新田水路を少したどると、蒲(がま)の穂の生えている池があり、その傍らの見落としそうな小道を左に折れると、毘沙門塚(びしゃもんづか)があります。この塚は、殿塚(とのづか)・女良塚(じょろうづか)についで三番目に造られたもので、全長65メートルの帆立貝式の前方後円墳です。古墳時代中期のそれらしく、造り出しが有るのが特徴です。元々は空堀だったのですが、周りの造成に伴って水のはけ口が無くなってしまったので、この塚は美旗古墳群の中で唯一、堀に水が溜まっています。
美旗古墳群の写真 この堀をなんとか渡り、落ち葉の積もった明るい林をサクサクと登れば、墳丘の中心に出ます。いにしえの物語を語るかのように、昆沙門天を祭っていたといわれている祠(ほこら)のあとや竪穴式石室の蓋石には、木漏れ日に光る緑の苔が自生しています。少し離して目をやれば、水をたたえた堀が木立の向こうに見えかくれして、古墳って本当に美しいんですよ。

地図
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