耳付花生 銘 からたち 高さ28.4cm 16世紀
他の窯では味わうことのできない破格の美を象徴する花生といえる。
作為のつよい特異な形姿と、法外ともいえる焔の洗礼を受けて生まれ凄味(すごみ)のある焼肌とが異様に調和している。
上部は灰黒色と一部草緑色の釉色をなし、下半分は暗緑色や紫黒色に焦げている。
重要文化財