擂座水差(るいざ)  銘 破袋    高さ19.9cm 16世紀 

 

よほど激しく焼き固められたのであろう。胴に大きな窯われが生じていることから、古来「破袋」と名付けられ、伊賀水差中第一の名作として声価の高いものである。
赤く焼き締まった土肌の一部を残して、外側はほぼ全体に緑色の灰釉がかかり、口部や胴の一部は焦げている。重要文化財