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1.素地の石英とクリストバライトの熱膨張
焼成した素地中には、石英やクリストバライトが存在しており、α(低温型)-β(高温型)転移により素地の熱膨張特性に大きな影響を与える。石英もクリストバライトもSiO2て゜ある。
・石英のα(低温型)-β(高温型)転移------------573℃
・クリストバライトのα(低温型)-β(高温型)転移----230℃付近
**焼成において注意すべきこと**
・石英の多い素地は、昇温過程の573℃付近で、素地が「あぶり割れ」を起こしやすいことから、この温度付近をゆっくりと昇温させる。
・石英の多い素地は、冷却過程の573℃、クリストラバライトが多く存在するときは、220℃付近で「さめ割れ」を起こしやすいので、ゆっくり冷却させる。
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