カオリンについて

カオリンやハロイサイトなどのカオリン鉱物を主体とする白色の粘土で、比較的可塑性の低いものをカオリンと呼ぶことがある。カオリンの名は中国江西省景徳鎮近くの高麗(Gaolin)という地名に由来がある。

【産出地域】
日本---山形県板谷、栃木県上河内、岐阜県土岐、鹿児島県入来など
海外---中国(景徳鎮、蘇州)、韓国(河東)、イギリス(コーンウォール)、アメリカ(ジョージア)、二ュージーランド、インドネシアなど


カオリンの化学組成例 (単位;wt%)

SiO2

Al2O3

Fe2O3

TiO2

CaO

MgO

K2O

Na2 O

Ig.loss

二ュージーランドカオリン

50.96

34.91

0.20

0.08

0.08

0.05

0.01

0.06

13.56

河東カオリン

46.28

37.71

0.72

0.06

0.56

0.20

0.67

0.39

13.29

インドネシアカオリン

46.41

38.20

0.81

0.20

0.03

0.09

0.77

tr

13.29

ジョージアカオリン

44.93

38.49

0.60

1.68

0.04

0.05

0.07

0.20

13.73

tr:ほとんど含有しない