木灰類について

植物はを焼いたときにできる灰を水洗いし、灰汁を抜いて釉薬原料として利用している。広葉樹、針葉樹などの樹木は石灰植物であり、灰の主成分は炭酸カルシウムである。一方、稲などは珪酸植物であり、灰の主成分は二酸化珪素である。


木灰類の化学組成例 (単位;wt%)

SiO2

Al2O3

Fe2O3

TiO2

CaO

MgO

K2O

Na2 O

Ig.loss

天然イス灰

33.11

5.09

0.36

-

47.32

5.11

2.21

0.03

13.18

天然土灰

14.08

3.67

1.94

-

35.90

5.44

1.49

0.55

34.32

天然わら灰

50.94

0.51

0.52

-

2.30

0.29

1.99

0.61

42.60

合成土灰

18.94

2.39

0.13

0.09

37.59

6.23

0.22

0.04

34.09

合成わら灰

80.50

6.77

0.09

0.04

3.00

1.34

2.99

1.47

1.80