キレート水の作り方
「キレート」[chelate]という聞きなれない言葉は、ギリシャ語の「カニのはさみ」から派生した言葉で、化合物の構造を表す化学用語です。 吸収されにくい栄養成分を挟み込んで、小腸から吸収してくれるという働きをあらわします。 一般の英和辞典には載っていない言葉です。 従来の健康食品とちがい、不足している栄養分を補給するものではありません。 普段食べている食事の中で必要な栄養分を吸収するために、微量栄養素=ミネラル分の吸収を助ける、という発想から生まれた健康飲料が「キレート水」です。 このキレート水を毎日、食前に飲むことによって、食べ物に含まれている栄養分=ミネラル分の吸収を高め、体内の生化学反応を正常にし、自然治癒力を向上させ、本当の意味での健康を取り戻します。 どんなに正しい食事を一日三度とっていても、いろんな健康食品やサプリメントをたくさん食べても、必要な量を体内に吸収できないと、必ず欠乏症がでてきます。 特にミネラルは最も吸収されにくい微量栄養素です。 健康食品を使っているが、なかなか効果が出ない、という方は、ほとんどの場合吸収できていないのです。 しかし、『消化吸収力を高めると一気に免疫力が向上する』ということが免疫についての研究でわかっていました。 植物は根にある微細な毛根から、土壌の微生物が有機物を分解して作った「キレート物質」にミネラルを結合して吸収しています。 植物がミネラルを吸収する仕組みが、人間の小腸と非常によく似ていることに着目しました。 人間の小腸も絨毛という吸収細胞からミネラルなどの栄養を吸収しています。 木村氏は、このキレート物質を人間のミネラル吸収にも応用しようと考えました。 キレート水の製造法 先ず大豆とトウモロコシに特殊な機能を持つ土壌菌を移植して発酵させ、良質のたんぱく質を抽出して一定の温度で乾燥させます。 これを水中で好気性の分解菌を使って分解を進め、さらに低分子のアミノ酸に分解します。 そしてそのアミノ酸の一部をバイオテクノロジーによって切断し、食物中のミネラルと結合するように、電子配置に手を加えます。 この過程はすべて、醗酵技術を使い、酵素の働きによって精密に行われます。 また製造工程にはアミノ酸の分解と安定化のために一年半以上の長い年月を要します。 医薬品に使うために、製薬メーカーは土壌菌の収集、分析に膨大な予算と人員をつぎこんでいます。 土の中にはとんでもなく沢山の種類の菌がいて、それが作り出す酵素の中に、有用なものが無いか調べています。 バイオテクノロジーは、わかりやすく言うと、ペニシリンの発明・発見です。 お酒造りや、味噌、しょうゆもその世界です。 コンピューターが、真空管式から、現在のような形になった技術の進歩と同じく、沢山の研究者が一生懸命研究を続けています。 ちょっとだけ化学 大辞林(国語辞典)より キレート [chelate] 〔蟹(かに)の鋏(はさみ)の意〕配位子中の二個の原子が、蟹が二つの鋏で獲物を挟み持つような形で、中心の金属原子あるいはイオンに配位してできた錯体。 クロロフィルやビタミン B12 などがその例。 |
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アミノ酸の化学式 |
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