特集
OSインストール特集
前説

OSとはOperating Systemの略で、パソコンの基本ソフトになり、このソフトがパソコンに入っていないとパソコンはただの箱になってしまいます。OSはいくつか種類があり、今回特集するのは、Windows98/Meがメインとなります。
 同じWindowsでも販売方法でいくつか種類があり<パッケージ版、アップグレード版、OEM版があります。パッケージ版やアップグレード版は、パソコンショップや量販店等で一般に販売されているもので、OEM版はパーツショップなどでバンドル用として販売されています。OEM版については、いくつかの販売制限やライセンス上の制限があります。 販売制限は、単品での販売、店頭での価格の表示(単品販売不可の表示があってもダメ)等を制限(禁止)していたり、ライセンス制限は、インストールしたパソコンの組替えなどで、別のPCとなった場合の再インストール、OEM版の複数OSのインストールの制限(禁止)をしています。販売店においては、OSのサポートを行う事が条件となっております。 OEM版を購入する際には、マイクロソフト正規システムビルダー登録のされたお店を選ぶ事をお薦めします。
(当然ですが、当店も正規システムビルダー登録をしております)
インストールの流れ
前説でも説明したOSの種類について、今回の説明はOEM版についてとなりますのでご了承ください。
OSをインストールする前の準備として、ハードディスクのパーテーションをどうするかを決めます。
(パーテーションとは、1台のハードディスクを分割する事です。)
尚パーテーションの割り方はMS−DOSのコマンド等を使用するので<ある程度の知識が必要となりますのでご注意ください。(別蘭に方法を記載してあります)
ただし、パーテーションを割らない場合は、OSのセットアップで自動的に確保されます。

OSインストールの実践
CDブート(下記項目参照)で、セットアッププログラムを起動させます。
・起動すると、ハードディスクかCD−ROMを聞いてくるので、CD−ROMを選択
・セットアップか、コマンドプロンプトCD−ROMサポート、コマンドプロンプトか聞いてくるのでセットアップを選択

セットアップの大まかな流れは、ディスクチェック、情報入力、ファイルコピー、許諾承諾関係の入力、ハードウェア自動設定、各種自動設定となります。
セットアップの流れでいくつか、入力を要求されますのでそのポイントを説明します。
許諾承諾はライセンス等の説明があるので、同意すればセットアップが続行します。
プロダクトIDについては、付属の小冊子または、パソコンの横か底に記載の英数字の長い文字を入力します。
名前・組織名は、特に決まりはありませんが、所有を表すので適切な内容を入力します。

パーテーションの割り方
まずCDブート等でMS−DOSを起動させます。
コマンドプロンプトがでたら fdisk コマンドを使い次の手順でパーテーションをきります。
・基本領域を確保します。
・拡張領域を確保します。
 確保が完了すると論理エリアの設定になります。
注)パーテーションを20G 10G 10Gにする場合は拡張領域の確保に注意が必要です。
・基本領域は20Gを確保
・拡張領域は20Gを確保
・拡張領域の論理エリアを10G確保し、続いて論理エリアを10G確保する。
CDブートについて
OEM版のOSのCD−ROMはブータブルCDという、CD−ROMから起動できるようになっています。
このCDの起動方法は、パソコンのBIOSの設定が必要で、BIOS設定画面のBOOT項目の1番目をCD−ROMにします。(IDE CD−ROMの場合) 設定が終わったら CD−ROMをドライブに入れて再起動します