業平松(なりひらまつ)

◆伊勢志摩を歩く:25ページ
◆所在地:明和町大淀(めいわちょう おおよど)
◆解説:『伊勢物語』六十九段に描かれた斎王と狩の使の恋を描いた場面で、狩の使を在原業平(ありわらのなりひら)に見立てた。そのため、伊勢を出発する業平を斎王がこの松のところまで送ったという伝承があるという。現在の松は三代目で昭和53年(1978)に植樹されたもの。

大淀は松の風景が有名で、『拾遺和歌集』(しゅういわかしゅう)にも
 大淀の禊(みそぎ)いくよになりぬらむ神(かむ)さびにたる浦(うら)の姫松(ひめまつ)
 【大淀の浦で斎王の禊が行われるようになっていくつの時代が過ぎたであろうか。神々しくなっている大淀の浦の姫松(を見ると)。】
の歌を載せる。
なお、地元では地名の大淀を「おいず」と称することが多い。

伊勢物語1年生TOP