伊雑宮(いざわのみや)

◆御鎮座地:志摩市磯部町(しまし いそべちょう)
◆解説:「いぞうぐう」ともいう。大紀町(たいきちょう)の滝原宮(たきはらのみや)と並んで、遥宮(とおのみや)と称されてきた。的矢湾の湾奥に御鎮座。

伊雑宮鎮座する志摩の国が、全国的に見ても最少規模の国でありながら、存在できたのは鰒(あわび)に代表される豊かな海産物に恵まれたからだと考えられている。
また、毎年6月24日(六月月次祭〈つきなみさい〉当日)には重要無形民俗文化財であるお田植祭が行われる。
とくに、「竹取神事(たけとりしんじ)」と呼ばれるお田植えに先立って行われる神事は、四十人の男が泥をかけ合いながら縁起物の「忌竹(いみだけ)」を取り合う、勇壮な神事である。(写真は「伊勢志摩きらり千選」による)


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