結城神社(ゆうきじんじゃ)

◆御鎮座地:津市藤方(つし ふじかた)
◆解説:結城宗広(ゆうき むねひろ)公は陸奥の国・白河、いまの福島県の人。元弘三年(1333)、鎌倉幕府打倒に立ち上がり、後醍醐(ごだいご)天皇のもと、天皇親政を実現した。これを「建武の中興(けんむのちゅうこう)」と呼ぶ。
その後、足利尊氏(あしかがたかうじ)が謀反を起こしたため、北畠顕家(きたばたけあきいえ)公に従って再び戦うことになった。
しかし、後醍醐天皇方の南朝は次第に形勢不利となり、再挙をはかろうとして北畠親房(きたばたけちかふさ)公らと伊勢市大湊(おおみなと)から東国へ出航したものの、海上で暴風雨に遭い、今の津市に漂着。宗広公はこの地で病を得て亡くなった。

境内には梅園があり、季節には多くの人でにぎわう。


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