2006年
1月 4月 6月 7月 9月 10月 11月

11月

11月18日(土)番犬敬白

多賀新銅版画「江戸川乱歩の世界」展

 春陽文庫版乱歩作品のカバー画でおなじみの多賀新さんの作品展が愛知、長野、東京の三都市で催されます。愛知県では安城市できのう開幕いたしました。銅版画とドローイングで乱歩の世界が表現されます。ちょっと不気味な印象はございますけれど、お近くの方はよろしくどうぞ。

愛知 がらんどう 安城本店

11月17日(金)──11月26日(日)

午前10時−午後6時 21日(火)休み

愛知県安城市住吉町3-10-36 TEL:0566-98-2200

長野 アートハウス

11月30日(木)──12月5日(火)

午前10時−午後10時 会期中無休

長野県飯田市上郷黒田1877 TEL:0265-24-5811

東京 がらんどう 神保町店 

12月11日(月)──12月16日(土)

午前11時−午後7時 会期中無休

東京都千代田区神田神保町1-34 TEL:03-3292-9701


入場料無料

オフィシャルサイトがらんどうのページ


10月

10月29日(日)番犬敬白

横溝正史先生生誕地碑建立2周年記念イベント

 ミナト神戸の横溝正史生誕地碑建立二周年を記念するイベントが開催されます。神戸探偵小説愛好会(というのがあるそうなのですが、初耳)の野村恒彦さんによる発表(講演にあらず、とのことです)がメインとなっております。どうぞにぎにぎしくお運びください。大宴会もむろんあります。

日時
2006年11月25日(土)午後2時
会場
神戸アートビレッジセンター
 神戸市兵庫区新開地5-3-14
 電話:078-512-5500
発表
横溝正史の作品と挿絵──「新青年」を中心に
 野村恒彦さん(神戸探偵小説愛好会)
問い合わせ先
神戸探偵小説愛好会
  E-mail:noraneko@portnet.ne.jp



10月28日(土)番犬敬白

立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター

 これもまた遅ればせながら、本年6月1日に開設されました立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センターのご紹介でございます。開設に伴い、乱歩旧蔵の近現代資料約二万冊が立教大学図書館の OPAC で公開されました。

住所
東京都豊島区西池袋3-34-1
〒171-8501
開室日
月・水・金曜(公開は金曜のみ)
午前10時30分−正午 午後1時−4時
資料閲覧には事前予約が必要
連絡先
TEL & FAX:03-3985-4641
E-mail:rampo@grp.rikkyo.ne.jp
OPAC 検索画面



10月10日(火)番犬敬白

〈乱歩〉大衆文化成立の観点から

 お知らせするのが遅くなってしまいましたが、立教大学の文学部創立百周年と江戸川乱歩記念大衆文化研究センター開設を記念する公開講座「〈乱歩〉大衆文化成立の観点から」が全四回の日程で開催されております。立教大学の四人の先生方によって多様な視点からそれぞれの乱歩像と大衆文化が浮き彫りにされます。どうぞお運びください。

第1回 江戸のサブカルチャーから見る乱歩

日時9月29日(金)午後4時45分−5時45分

講師渡辺憲司さん(文学部教授)

第2回 〈家族〉の誕生──乱歩と明智の時代

日時10月27日(金)午後4時45分−5時45分

講師藤井淑禎さん(文学部教授)

第3回 乱歩の美学──犯罪小説と法医学

日時11月24日(金)午後4時45分−5時45分

講師石川巧さん(文学部教授)

第4回 都市と犯罪文化──乱歩と新聞の想像力

日時12月15日(金)午後4時45分−5時45分

講師成田康昭さん(社会学部教授)


会場立教大学8号館8101教室

主催立教大学、豊島区

各回とも先着500人 聴講無料

各回講座終了後 江戸川乱歩邸と土蔵を公開
(聴講者のみ 午後6時30分まで)

申し込みは電話または電子メールで
豊島区学習・スポーツ課生涯学習係へ
電話:03-3981-1189
メール:shogaigakushu@city.toshima.tokyo.jp

立教大学立教大学文学部100周年

豊島区第157回大学公開講座〈乱歩〉大衆文化成立の観点から


9月

9月30日(土)番犬敬白

竹中英太郎と妖しの挿し絵展

 竹中英太郎の生誕百年を記念した「竹中英太郎と妖しの挿し絵展」が本日、東京の弥生美術館で開幕いたします。「陰獣」「孤島の鬼」の挿絵や江戸川乱歩全集附録冊子「探偵趣味」の表紙絵で異能を遺憾なく発揮し、乱歩のほかにも夢野久作や横溝正史らの作品を妖しく彩った絵師の世界が、「エロティシズムとグロテスク……闇にきらめく妖美の世界」とのサブタイトルのもといまここに。

日程
9月30日(土)─12月24日(日)
会場
弥生美術館
 東京都文京区弥生2-4-3 電話:03-3812-0012
 東京メトロ千代田線根津駅1番出口・南北線東大前駅1番出口
ギャラリートーク
11月12日(日)午後2時
メッセージ
竹中英太郎の生誕百年を記念する本展では、彼の挿し絵原画を中心に、当時の『新青年』『文芸倶楽部』『主婦の友』等の掲載雑誌や装幀本、戦後の肉筆作品などの資料により、その多彩な挿し絵世界をご紹介します。あわせて、同時代に活躍した橘小夢、水島爾保布、月岡夕美、内藤良治等の作品も展示し、大正末〜昭和初期の妖しくも美しい挿し絵世界へご案内いたします。(リーフレットから引用)
開館時間
午前10時─午後5時(入館は4時30分まで)
 月曜休館(ただし10月9日は開館、翌10日閉館)
料金
一般800円、大・高生700円、中・小生400円
リーフレット
オフィシャルサイト
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/index.html

7月

7月13日(木)番犬敬白

SR Archives Vol.2

 本邦ミステリファンサークルの雄、SRの会が CD-ROM「SR Archives Vol.2」をリリースいたしました。1962年6月発行の51号から1966年11月の100号まで、会報「SRマンスリー」の誌面を PDF ファイルで収録した一枚でございます。1952年発足の京都鬼クラブから関西鬼クラブ、さらにSRの会へと発展し、会報のほうも「密室」から「季刊SR」、さらに「SRマンスリー」へと転じて幾星霜。その歴史をつぶさに知ることのできる貴重な資料となっております。

発行者
SRの会(田村良宏会長)
発行日
2006年5月
おまけ
SR Archives Vol.2 月報《回想の大伴昌司》(B5判8ページ)
 「〈OH〉の肖像」より
 大伴昌司に誘われて 島内三秀
 SRマンスリーと大伴昌司 柴田啓次郎(和夫)
 「〈OH〉の肖像」より
 凡例
 CD-ROM の使い方
 KEY
価格・購入方法
8000円(SR会員は4000円)の郵便為替に送料210円(切手可)を添え、下記へお申し込みください。SR会員は会員番号をお忘れなく。
〒 233-0011 横浜市港南区東永谷3-43-18 沢田安史様宛

SR Archives Vol.1

 もちろん Vol.1もございます。1957年11月の創刊号から1962年10月の50号までを収録。伝説の会報が誤記や誤植もほぼそのままによみがえり、草創の熱気を伝えてくれます。

発行日
2005年7月
おまけ
SR Archives Vol.1 月報(B5判12ページ)
 CD-ROM の使い方
 「SR」創生前後の思い出 紀田順一郎
 マンスリー創世記 田村良宏
 水上さんの原稿 山内悠
 十年目の後悔 竹下敏幸
 凡例
 KEY
価格・購入方法
Vol.1におなじ。1と2をまとめて買っても割引はないようです。

6月

6月23日(金)番犬敬白

うつし世の乱歩

 平井隆太郎先生の『うつし世の乱歩──父・江戸川乱歩の憶い出』が河出書房新社から刊行されました。平井先生が乱歩を回想した随筆、インタビュー、座談、講演はもとより乱歩夫人の手になる随筆までをも収録し、怪人乱歩の日常と素顔をかいま見ることのできる一冊となっております。

書名
うつし世の乱歩──父・江戸川乱歩の憶い出
著者
平井隆太郎
編者
本多正一
ISBN
4-309-01763-0
発売日
2006年6月20日 
定価
1890円(本体1800円)
内容
一 父の憶い出
父・乱歩の憶い出/亡父回顧/亡父の一面
二 父のことあれこれ
父・乱歩のことあれこれ/亡父乱歩の古い友人/父と少年小説/漫画オタクだった乱歩/父と終戦/亡父乱歩とユーモア/乱歩と机/もう一人の「江戸川乱歩」
三 父のいた風景
亡父乱歩のいた風景/亡父随想/心理学的見地から見た明智対黒蜥蜴/怪人二十面相──怪盗から怪人へ/「常識」を超能力に変える術──「電人M」解説/理屈に合った「不思議な話」──「透明怪人」解説/記録魔だった江戸川乱歩
四 父を語る──インタビュー・座談・講演
回想の江戸川乱歩/座談会 ミステリーの父・江戸川乱歩/父・江戸川乱歩を語る
五 夫の魔力──乱歩夫人・平井隆
二様の性格/夫を語る/夫の魔力
あとがき 父に代わって 平井憲太郎
解説 乱歩の空 本多正一

4月

4月11日(火)番犬敬白

海野十三忌2006

 徳島が生んだ日本SFの父、海野十三の業績をしのぶ恒例の追悼イベントが催されます。講師は、1982年から2003年まで季刊「幻想文学」の編集長をお務めになり、現在はアンソロジストとしても活躍される怪奇幻想文学評論界の雄、東雅夫さん。どうぞにぎにぎしくお運びのほど。

日程
5月14日(日)午後2時開場、2時30分開演
会場
北島町立図書館・創世ホール
 徳島県板野郡北島町新喜来字南古田91 電話:088-698-1100
講師
東雅夫
 メッセージ(幻妖ブックブログ)
テーマ
海野十三とパルプ・ホラーの時代
リーフレット
入場料
無料
主催
海野十三の会
共催
北島町創世ホール
後援
アトリエ OCTA『新青年』研究会、名張人外境

1月

1月2日(月)番犬敬白

真理試験──江戸川乱歩に捧げる

 昨年11月、江戸川乱歩生誕地碑建立五十周年を記念して名張市で初演されたミステリ劇「真理試験──江戸川乱歩に捧げる」の東京公演が行われます。幕が開くと、そこは警察の取調室。ときは昭和初期。若い女性裁判官蕗谷真理が入ってきて、女スリの取り調べが始まり、蕗谷判事は見事な推理を展開するが……。乱歩にトリビュートを捧げつつ想定外の結末に至る辻真先さんの書きおろし作品を、ミステリ専門劇団フーダニットが上演します。乱歩ファンはお見逃しなく。江戸川アマチュア演劇祭の前夜祭イベント。

日程
1月14日(土)午後2時、5時30分
1月15日(日)午後2時、5時30分
会場
タワーホール船堀 小ホール
 東京都江戸川区船堀4-1-1 電話:03-5676-2211
 都営新宿線船堀駅徒歩1分 
脚本
辻真先
演出
松坂晴恵
出演
劇団フーダニット
料金
3000円(前売・当日とも)
脚本家メッセージ
ランポが好きなあなた、ミステリが好きなあなた、舞台が好きなあなた。そんなあなたのために書きました。どうか楽しんでいってください。──辻真先(公演リーフレットから引用)
リーフレット
チケット取り扱い
電子チケットぴあ