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2003年10月
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●10月1日(水) 懐かしの10月、いつの年も末ちかくあらわれる金木犀の月を迎えました。大乱歩のお誕生日ももうすぐです。 お知らせを二件。 一件目。二〇〇四伊賀びと委員会事務局蔵びらきグループから、伊賀学講座のテーマ変更についてお答えをいただきました。すでにホームページ、チラシ、新聞などで講座の広報がなされており、それを見て参加を申し込んだ人もあるため、いまからテーマを変更することはできないとのことです。圧倒的にまっとうなお答えだと思います。野呂昭彦知事には涙を呑んでご退場いただき、既定どおり「江戸川乱歩と情報発信」とのテーマで講師を務めます。 二件目。二〇〇四伊賀びと委員会の辻村勝則会長からメールをいただき、11月8日の伊賀学講座のあと大宴会を開催していただくことになりました。会場その他の手配は委員会に丸投げいたしました。まるでどこかの知事みたいな話です。委員会のみなさんもそうでないみなさんも、どうぞお気軽にご参加ください。 といったところで告知しておきます。
私の場合、人前でお話をするときは内容よりも受けを重視することになっておりまして、近い例ではあれはいつでしたか、たしか8月下旬のことでしたが、名張史友会という団体から講師を依頼されて一時間半ほど乱歩について喋る機会がありました。さすがに私が講師を務めるとなるとえらいもので、あとでお聞きしたところではいつの例会にも増して女性の受講者が多かったそうなのですが、とにかく勇み立った私は乱歩生誕地碑の土地所有者であった開業医のM田先生はあそこが大きかった、みたいなトリビアを連発しておおきに顰蹙を買ってしまいました。 二〇〇四伊賀びと委員会のみなさん。いったいどうなることでしょうか。 |
●10月3日(金)
本日はお知らせ一件。
本日はこれにて失礼いたします。 |
●10月4日(土)
昨日お知らせいたしましたとおり、名張市立図書館の江戸川乱歩リファレンスブック3『江戸川乱歩著書目録』もようよう完成の運びとなりました。私が名張市立図書館カリスマ嘱託として果たすべき最低限の責務は、これでなんとか果たせたことになります。刊行に伴う雑務が一段落したあとは、いよいよ名張市教育委員会相手に乱歩をめぐる最後の闘いを挑むことになっております。 覚悟しとけよ、と教育長に伝えておいてくれ、と市立図書館長に伝えておきましたところ、まあ一度お酒でも、ということになりまして、今月22日水曜の夜に教育長その他の方々と酒席を囲む手筈を整えていただいたと、きのう連絡がありました。お酒なら喜んでおつきあいいたしますが、だからといって莫迦を叩く手は休めません。呵々。 名張市教育委員会のみなさんはどうぞ覚悟しておいてください。 いっぽう、三重県の莫迦のみなさんは相変わらずだんまりをつづけていらっしゃるわけですが、ここらでちょっと揺さぶっておこうかな、と考えて下記のメールをお送りしました。
二〇〇四伊賀びと委員会オフィシャルサイトへは下記のメールをお送りしました。
もひとついっときましょうか。三重県議会議長の中川正美さんへ、今回は中川さんのオフィシャルサイト宛にメールを一通。
ところで不肖カリスマ、名張市教育委員会から来年3月まで名張市立図書館嘱託として任用する旨の辞令をいただきました。
やれありがたやありがたや。 |
●10月5日(日)
きのう中川正美三重県議会議長のオフィシャルサイト宛にお送りしたメールが、なぜか舞い戻ってきてしまいました。「Mail Delivery System」からの「Undelivered Mail Returned to Sender」という英文の文書が添えられていて、Excite Japan の翻訳サービスを利用するとこんな和文が出てきました。
あー面倒だ面倒だ、と思って、三重県議会議長のオフィシャルサイト宛に回答を催促するのは中止しました。 ところで昨4日の朝日新聞三重版に、「マニフェスト/必要性を訴え/北川前知事が講演」というベタ記事が掲載されていました。三重大学人文学部創設二十周年の記念行事として、前三重県知事の北川正恭さんが講演を行ったという内容です。最後の段落を引きましょう。
三重県議会のみなさん。みなさんのお役目がおわかりでしょうか。前知事は「場所が違う」から「ノーコメント」だとおっしゃってます。ふさわしい場を設ければ、ちゃんとコメントしていただけるということでしょう。その場を設定するのがみなさんのお役目です。県議会で前知事に証言していただきましょう。 発電所つくったメーカーを呼び出して追及するのと同様に、発電所つくった知事を呼び出して追及する必要もあるということは、そこらの小学生にもわかってもらえる理屈でしょう。しかも現知事は前知事の責任をうやむやにしようとしているわけですから、県議会議員の先生方にしっかりしてもらわないと県民としては困るわけです。 困るわけではありますけれど、三重県議会のぼんくら議員の先生方に何を期待しても仕方ないか。ぱーか。衆院選で必死になってろ。 |
●10月6日(月)
本ページ左側に縦に並んだコンテンツをご覧ください。 最上部に白い横文字が六行並んでおります。 「reference」にカーソルをあてると文字の色が赤に変わり、その右側に「江戸川乱歩著書目録」「江戸川乱歩執筆年譜」「乱歩文献データブック」「江戸川乱歩年譜集成」というコンテンツが現れます。カーソルを移動させてクリックすると、それぞれのページにジャンプします。横文字部分は以下ほぼ同様。 横文字の下には上から順に、「最新情報」「人外告知板」「A Glimpse of Rampo」「うつし世リンク」「番犬情報」が並んでおります。「人外告知板」以外は、タイトルをクリックするとそれぞれのページにジャンプすることになっております。 本ページの「最新情報」は更新のお知らせ。「人外告知板」はちょっとしたお知らせ。「A Glimpse of Rampo」はちょこっと見かけた乱歩の名前のお知らせで、いずれ「A Glimpse of Rampo」のページに記載されることになるはずです(「A Glimpse of Rampo」はまだ「お」「た」の二ページしか存在しておりません。長い目でご覧ください)。「うつし世リンク」には新規リンク先やアドレス変更があったサイトを掲げております。「番犬情報」の更新は本ページの「最新情報」には記載いたしません。 以上、9月14日の模様替えのときにお知らせ申しあげるべきところ、見りゃわかるだろと思って何の説明も加えませんでしたので、遅ればせながらこの機会にひとことご紹介申しあげた次第です。 それではまたあしたから、お役所の莫迦を相手にした不撓不屈の闘いに邁進したいと思います。莫迦のみなさん待っててね。 |
●10月7日(火)
莫迦がごたごたしてほんとに困ったもんです。 日本道路公団の話ではありません。われらが伊賀地域ではこのところ、市町村合併に伴う議員身分の特例をめぐってまことに見苦しいすったもんだが連日のように日刊紙地方版をにぎわせております。 本日付の報道を、中日新聞ホームページに掲載された太田鉄弥記者の記事から引用しましょう。
これだけでは何のことだかおわかりにならないかもしれませんが、要するに伊賀地区市町村合併協議会が迷走をつづけて地域住民を呆れさせたあげく、協議会の会長でいらっしゃる上野市長が「協議進行上の説明不足を認めた」り「後悔の念を述べた」り、目も当てられぬ醜態を演じてくださっているというわけです。 しかしいつかもお知らせしましたとおり、私にはこれらの市町村長ならびに市町村議会議長という名の莫迦を叩いている暇はありません。まあ三重県知事ならびに三重県職員という名の莫迦を叩いてもいまやまったく相手にしていただけないわけですから、暇があるといえばあるわけなのですが、もうしばらく野呂昭彦さんや木戸博さんの回答をお待ちして、最終的な結論は11月8日の伊賀学講座「江戸川乱歩と情報発信」の場で発表したいと思っております。 いや、その前に別口を叩いておく必要があるかもしれません。別口というのは名張商工会議所がらみの口なのですが、この件に関しては以前からこの伝言板や掲示板「人外境だより」でもお知らせしてきましたので、まずその経過を振り返っておくことにして、うまい具合に9月4日付伝言に転載してあった「人外境だより」への投稿から、必要箇所をさらに転載することで話を始めたいと思います。
で先日、名張旧町再生プラン(ちなみにお知らせしておきますと、かつては行政、教育、商業などにおける名張の中心を占め、乱歩が生まれた新町もそこに含まれる市街地一帯は、現在では名張の「旧町」と呼ばれております)のパースができあがったというので名張商工会議所にお邪魔して拝見したのですが、あ、やっぱりこの人たちは何もわかっていらっしゃらないのだなと得心されるところがあり、ここはひとつものの道理というものを教えてさしあげるのが私の役目だなと判断されましたので、野呂昭彦さんや木戸博さんから何のお答えもいただけないことでもあり、ここらでそろそろそっちのほうのお役目を果たすことにしようかな、と愚考している次第です。 石川や浜の真砂は尽きるとも世に莫迦どもの種は尽きまじ てなわけで、浜の真砂と五右衛門が、歌に残せし莫迦どもの、種は尽きねえ伊賀盆地、あすはどうなることじゃやら。 |
●10月8日(水)
本日は急遽お知らせを一件。
名張市が日本推理作家協会の協力を得て開催している講演会「なぞがたりなばり」の内容が発表されました。 日程は11月8日土曜日、講師は高村薫さん。詳細は名張市オフィシャルサイトのこのページでご覧ください。 それにしても名張市役所は相変わらずぼんくら揃いだ。この「なぞがたりなばり」担当課の莫迦どもはいったい何を考えておるのか。だいたい講演会の講師が決まったのならなぜその時点で市立図書館に連絡を入れぬのか。あれはいつであったか今年の講演会がどうなっているのか担当課に電話で確認するよう俺が図書館長に指示して(指示系統を完全に逆行しているわけですが)ようやく日程と講師がすでに決定していることが判明したのではないか。おまえたちは行政機構内の横の連携というものをどう考えておるのか。しかもそのうえにだ。講演会の件はまだオフレコだから黙っていてくれとはどういうことだ。日程と講師が決まっているのなら一日も早くPRを始めるのが筋ではないか。それでなくても去年までと違って今年は有料になるから例年よりいっそうPRに力を入れなければならぬはずだというのに莫迦どもはいったい何をしておるのかというのだ。どうせ講演会の予告記事を掲載した「広報なばり」10月号が出るまではみたいな愚にもつかぬ理由なのであろうが莫迦ども。お役所の都合を世間に押しつけるなと何度俺にいわせたら気が済むのだこの大莫迦者ども。だいたいが11月8日といえば俺が伊賀学講座の講師を務める日で高村薫先生が「警察小説を解剖する」と題して講演していらっしゃる時間に俺は「江戸川乱歩と情報発信」と題して名張市役所の連中がいかにぼんくらであるかを具体的に実名もまじえながら話している最中ではないか。そのあと俺は酒を飲んでへろへろになることになっておるのだこの莫迦。高村先生に市立図書館へお運びいただいても俺は不在でおもてなしできないからおまえら莫迦がなんとかしろ莫迦。しっかし実際なーにが情報発信だ。なーにが江戸川乱歩をキーワードにミステリーのふるさと名張から全国へ情報発信をだ。日本推理作家協会に何から何まで丸投げしていったい何が情報発信だというのだ。税金つかって講演会開くのならもう少し自分の頭でものを考えて自分の手をつかって仕事をしろこの税金泥棒ども。 以上、読点なしで八百字あまり、たったかたーッとかましてしまいましたが、高村薫ファンのみなさんは11月8日にぜひ名張へお運びください。 |
●10月9日(木)
そんなこんなで高村薫さんの講演会にはにぎにぎしくお運びをいただきたいものだと思っておりますが、講演会担当の名張市生活環境部生活環境政策室職員のみなさんは、みなさんのご同業でいらっしゃる徳島県の小西昌幸さんがみなさんのお仕事ぶりに呆れ果て、アドバイスの意味をこめて掲示板「人外境だより」にご投稿くださったその道のいろはをここに転載しておきますから、リンク先ともどもよくお読みになって冷や汗のひとつもかいたあと、謹んで拳拳服膺するように。
ま、お役人衆の第一義は責任回避ですから当事者意識なんぞとっととかなぐり捨てるのが彼らの常道ではあるのですが、三重県の莫迦といい名張市の莫迦といい、ここまで見事に「世はなべて他人ごと」みたいな顔を決め込まれるとさすがににこにことはしていられません。おまえらもう少し真面目に働くように、と苦言のひとつも呈しておきましょう。 その点私などえらいもので、左の「人外告知板」に本日記しました「江戸川乱歩著書目録発刊慰労会」をご覧ください。名張市と名張市教育委員会のお偉い方々が私ごときのために寄ってたかってこんな席を設けてくれることになりました。お役人衆の世界においては私のように当事者意識全開の人間は徹底的に嫌われ敬遠され、こんな具合に腫れ物に触るがごとき扱いを受けることになっております。いーんだいーんだ。莫迦に嫌われたってちっとも淋しくなんかないやい。
さてそれでは三重県および名張市の話題から一転して、名張商工会議所の関係各位にものの道理を教えてさしあげるシリーズ第一弾です。私はきのう、関係者のお一人に宛てて下記のごとき内容の封書を投函いたしました。まだ新聞発表されていない案件も含まれておりますので、適宜伏せ字といたします。
幸福な家庭は一様に幸福であるが、不幸な家庭はそれぞれに不幸であり、賢い人間は一様に賢いが、莫迦はそれぞれに莫迦である、なんてことがひしひしと実感される伊賀盆地の秋です。 |
●10月10日(金)
東西南北天地左右三六〇度全方位を対象として莫迦をぽこぽこ叩いているあいだに10月10日を迎えました。本日、名張市立図書館の江戸川乱歩リファレンスブック3『江戸川乱歩著書目録』が納品されてくることになっているのですが、私はと申しますと果たして図書館に顔を出す暇があるかどうかというありさま。きょうはこれにて失礼いたしますので莫迦のみなさんご休心ください。 |
●10月11日(土)
やあ。名張市役所のみなさんおはようございます。おかげさまで昨日、名張市立図書館に『江戸川乱歩著書目録』が納品されてまいりました。刊行に伴う雑事あれこれが終了したあとは、いよいよみなさんを相手にした最後の闘いの火蓋が切られます。とっかかりとしては教育長を叩くことから始めるつもりですが、要するにみなさん全員のお相手を務める所存です。どうぞよろしくね。 そういえば三重県のみなさんはどうなさったのでしょうか。いっこうに音沙汰がありません。野呂さん木戸さん、そうだそうだ、三重県議会の中川さんも、みなさんご健勝にてお過ごしなのでしょうか。地域住民の真摯な問いかけに応えもせず、莫迦どもはいったい何をしているというのでしょうか。 いや、まあいいでしょう。木戸博さんには11月8日の伊賀学講座でお会いできるはずです。二〇〇四伊賀びと委員会の主催事業に事務局長が顔を出さないという法はありません。しかもテーマは「江戸川乱歩と情報発信」です。名張市役所のぼんくらどもに関する最新情報もまじえて話が進みますし、関連して三重県庁のぼんくらどもにもご登場いただくことになるでしょう。きゃはは。「生誕三六〇年芭蕉さんがゆく秘蔵のくに伊賀の蔵びらき」の関係者は、万障くりあわせてご参集いただきますように。 野呂昭彦さんはどうかと申しますと、伊賀学講座においでいただくことは無理でしょうけど、今秋開催予定の「生誕三六〇年芭蕉さんがゆく秘蔵のくに伊賀の蔵びらき」事業推進委員会にはご出席のはずです。会長が欠席してどうする。私はその会合でちょこっとお話をさせていただくことにしておりますので(日程その他に関するお知らせを木戸さんからいまだに頂戴できていないわけですが、官民合同で進める事業の会合に善良で有能、しかも事業の本質を深く理解していること三重県知事以上である私のような地域住民が出席できないなんてことはないと思っております)、そのとき野呂さんにもご挨拶申しあげたいと思っております。きゃはは。 ついでにお知らせしておきますと名張商工会議所関係では、関係者のお一人から昨日お電話を頂戴し、13日月曜に拝眉の機をいただいて、あらためて愚見を具申することになりました。愚見を具申ったって結局のところ、そこらの女子高生にもわかるものの道理と人の道ってやつを説教してさしあげるだけのことなんですけど。 しかしそんなことはどうだってよろしい。とにかくここに『江戸川乱歩著書目録』ができあがってまいりました。そしてなぜかこんなときに限ってばたばたとお仕事が立て込んでしまい、どこからいらっしゃるのかいまだによくわからないNHK文化センター関連の文学散歩のお相手だの名張人外境開設四周年記念大宴会だの名張散策だのと雑用もあってさあ大変。仔細はまたあしたということにいたします。 |
●10月12日(日)
終わらん。 まだ終わらん。 きのう締切だったお仕事がまーだ終わっておりません。 ひいひいいいながら失礼いたします。 |
●10月13日(月)
おはようございます。一昨日が締切だったお仕事は昨日夕刻ようよう仕上がり、本日の私は名張商工会議所のみなさんによる「なばり OLD TOWN」構想のなかの乱歩生誕記念館という発案者の気が触れているとしか思えないプランに関してものの道理と人の道を説くことになっております。これに関連して申しあげておきますと、名張市企画財政部広報対話室の莫迦のみなさん。きのう拙宅に届いていた「広報なばり」10月号に名張地区まちづくり推進協議会正副会長のインタビューが掲載されておりますが、「名張地区は、江戸川乱歩生誕の地(新町)や能楽発祥の地(春日神社)でもあるし、名張藤堂家邸跡などたくさんの文化遺産があります。そういった地域の資源を知るための事業も計画しています」とはいったいなにごとか。能楽発祥の地が春日神社だなどとほざく正副会長もとんでもない大莫迦者だが、それをそのまま記事にしてしまうおまえらもおまえらだ。おまえらはほんとに救いがたい莫迦である。機会があれば無教養きわまりない正副会長にも企画財政部広報対話室長にもものの道理と人の道を説いてやることにするが、もうちょっと勉強せいこののうたりんども。 |
●10月14日(火)
さて昨日、なんとか押さえこんでフォールを決めてきました。「なばり OLD TOWN」構想の乱歩生誕記念館の話です。名張商工会議所の会頭にお会いしてきました。 金もない人材もいないというのに何を血迷っておるのか、ろくに乱歩作品を読んだこともない連中が何の騒ぎか、ときつめにかましておきましたので、名張市内に乱歩の名を冠した展示施設が建設される心配はなくなったと思います。 三重県の御意見番にして名張市の黒幕である不肖カリスマの提案が名張商工会議所側に受け容れられれば、来年10月の百十回目のお誕生日あたりに乱歩の生家が復元されて公開されることになるはずですが、いやまあ生家の復元といったって『貼雑年譜』の間取り図に基づいて長屋を一軒おっ建てるだけの話なのですが、実際にどうなるかはわかりません。 要するに、乱歩をメインにした展示施設なんかつくった日にゃ目も当てられませんけど、乱歩の生家を展示品のひとつとして扱う程度のことなら滑り込みセーフなのではないか、といったことです。しょぼい話でどうもすいません。 名張商工会議所に関してはこれでひとまず一段落、三重県の莫迦は黙りこくったままですから、お次は名張市役所のぼんくらを叩く作業に突入するわけですが、名張市立図書館江戸川乱歩コーナーを閉鎖し、名張市民の血税を乱歩のことには一円もつかわないというところまで追い込むことが当面の目標となります。 今月22日の「江戸川乱歩著書目録発刊慰労会」で宣戦布告と洒落込むつもりでいるのですが、どんな展開になることでしょうか。 |
●10月15日(水)
きのうの伝言に「名張市立図書館江戸川乱歩コーナーを閉鎖し、名張市民の血税を乱歩のことには一円もつかわないというところまで追い込むことが当面の目標となります」と記しましたところ、ある方からそれは本当のことかとメールでお問い合わせをいただきました。私は洒落や冗談でカリスマやってるわけではありませんから、洒落や冗談は申しません。虚言癖がよだれ垂らして歩いてるようなそこらの一人二役野郎と一緒にしていただいては困ります。 もう少し説明を加えますと、乱歩に関してどんな事業を実施すればいいのかよくわからない、と名張市立図書館がずいぶん情けないことを申しますものですから、そんなこともわからんのかこの税金泥棒どもとは思いながら、図書館にも市役所にも何の関係もなくただ野に遺賢ありと名のみ高かった私は懇切丁寧にそれを教える役目を引き受けた次第です。もう八年前のことになります。で、なにしろ相手は莫迦なんですから、図書館が実施すべき事業は莫迦にでもわかるようできるだけ具体的に示す必要がありました。 それでつくったのが『乱歩文献データブック』『江戸川乱歩執筆年譜』『江戸川乱歩著書目録』の三冊です。当初は三年で三冊つくる予定だったのですが、そうは問屋が卸しませんでした。これは自慢ではありませんし洒落でも冗談でもないのですが、書誌三冊といえども犠牲にできるすべてのことを犠牲にしなければ私ごとき非力な人間にはとても作成できませんでしたし、犠牲にできるすべてのことを犠牲にしてもなお八年もの日月が必要であったという寸法です。しかしなんとかできあがったんですから、まずはめでたしめでたしですが。 印刷物としての書誌以外に、きょうびのことですから名張市立図書館が乱歩に関するデータを公開するためのホームページを開設することも必要で、そのための予算を要求したらいったいどこの莫迦であったか、とにかく名張市民の税金を泥棒している莫迦の一人が、あるいは莫迦の集団がその要求をあっさり蹴ってくれたものですから私はこうして自分の手でホームページを開設し、名張市立図書館が行うべき作業を肩代わりして本日に至っているわけですが、上記三冊の書誌とこの名張人外境をつらつらと打ち眺めれば、どんな莫迦にだって名張市立図書館が乱歩に関して何をやればいいのかはよくわかってもらえるはずだと思います。ちょっと考えが甘いかな、とも思いますが。 したがいまして、あとは名張市立図書館が私の示した方向性に沿って乱歩のことをやってくれるのかどうか、それが問題になります。そのための専門職員を養成し、私がやってきたことを将来にわたって着実につづけてゆけば、こと乱歩に関する限り名張市立図書館は天下無双の名図書館になります。それができるのかな、できないのかな。 まあできないだろうな、と私は思います。 たとえば専門職員の養成と口でいうのは簡単ですが、職員の専門性を抑圧することで成り立っているお役所の責任回避構造のなかでそれを実現するのがいかに困難なことか。それに私の見るところ、名張市職員のみなさんは頭の出来が…… いやいや、こんなこといくら書いてたって仕方ありません。とにかく名張市立図書館にいま要請されるのは、手前ども名張市立図書館にはまともに乱歩作品を読んだ者など一人もおらず、専門職員を養成する気もないのですから乱歩に関して何もできる道理がありません、ですから何もやりませんとはっきり表明することです。無責任な先送りはいい加減でおしまいにして、乱歩のことをどうするのか、いくらなんでもそろそろ決断しなければなりません。 あしたももう少しつづけましょうか。 |
●10月16日(木)
名張市立図書館にとって幸いなことに、立教大学が乱歩の遺産を継承してくれることになりました。立教大学は乱歩の遺産を広く公のものとし、社会に還元する責務を引き受けたわけです。たとえば乱歩の著書目録を編むなんてのも、今後は生誕地の公立図書館ではなくて遺産の継承者である立教大学が手がけるべき作業となります。 ラッキー。 まことにラッキー。 名張市立図書館はもう乱歩から手を引いてもいいわけです。乱歩のことに一円の税金もつかわなくていいわけです。昭和44年の開館当初からこれといった考えも見通しもなく、ただ乱歩の著書を形だけ買い集め乱歩の遺品の貸与を受けて乱歩コーナーを開設したあげく、乱歩に関して何をやっていいのかちっともわかんないなどとほざく知恵の足りない税金泥棒どものみなさん、もう乱歩のことで悩まなくてもいいようになったわけです。ラッキーラッキー。あとは立教大学にお任せして手前どもはこれにてご無礼、みたいなこといってとっととすっこんでしまえばいいんです。 さあどうしますか。みたいなことを、私はそろそろ名張市の教育長にお訊きしてみる所存です。乱歩コーナーの閉鎖も視野に入れて、一度でいいから乱歩のことをどうすればいいのか、その頭でしっかり考えてみてくれとお願いしてみるつもりです。ほんとにどうなることでしょうか。 それ以外にもうひとつ、ろくに乱歩作品も読まずに乱歩の名前を名張市の自己宣伝に利用しようとするお役人衆にも、この際ですから釘を刺しておこうかなと私は考えております。自己宣伝はいいんですけど、それにしたって乱歩のことをよく理解していないとろくなことができません。まともなことをしようと思ったら人の褌で相撲を取るしかありませんから、結局はお金がかかってしまいます。 名張市の乱歩関連事業といえば、たとえば11月8日に催される高村薫さんの講演会がまさにそれなのですが、事業を担当している名張市生活環境部生活環境政策室にも乱歩のことをこれから先どうするのか、おまえらみたいなろくに乱歩読んだこともないような連中が乱歩にかこつけてこれから先も市民の血税つかいつづけるのか、そんなことでいいと思ってるのか、といったことを真剣に考えてもらう必要があるように判断されます。いっちょ大騒ぎしてもらいましょうか。 以上、一昨日の伝言に記した「名張市立図書館江戸川乱歩コーナーを閉鎖し、名張市民の血税を乱歩のことには一円もつかわないというところまで追い込むことが当面の目標となります」という文章に関して補足説明を施しました。まあ実際のところは、何がどうなるのか私にもとんと見当がつかないわけですが。 ついでに記しておきますと、「なばり OLD TOWN」構想における乱歩生誕記念館プランはたぶん跡形もなく叩きつぶすことができたと思うのですが、そのプランをフォローするための書状を昨日お送りしましたので、記録と報告の意味で全文を転載しておきます。未決案件は例によって伏せ字といたします。
えー、ここで自己宣伝に走っておきますと、名張市教育委員会が私という有能な人間を乱歩に限定してこきつかっているのはじつにもったいない話です。乱歩という限定をとっぱらっても武芸十八般あらゆる分野で私には、たとえば上記のごとき有効適切この上ないアドバイスが可能です。関係各位はどうぞお気軽にご利用ください。 あーこれこれ、そこの「生誕三六〇年芭蕉さんがゆく秘蔵のくに伊賀の蔵びらき」事業関係者のみなさん。陰でこそこそいってないで、困ったことがあればいつでも私のもとを訪ねておいでなさい。そこらに転がってる出来の悪い頭の五十や六十より、私の頭ひとつのほうがよっぽどましだと思います。一度お試しあれ。 |
●10月17日(金)
一難去ってまた一難。 いや、抱え込んだあれこれの難がまだ去ってもいないのにまた一難、と申しあげるべきでしょうか。
概略は掲示板「小林文庫の新ゲストブック」に投稿してきましたので、そのまま転載いたします。
いま気がついたのですが、この投稿ではうっかり間違えて桜さんのお名前をひらがな表記としてしまいました。またあしたにでもお詫びにお邪魔したいと思います。お詫びお詫びの毎日ですが。 そーれにしてもまいった。まいったまいった。心待ちにしていてくださったみなさんにはお詫びの申しあげようもありませんが、『江戸川乱歩著書目録』が世に出るのは一か月ほど先のことになりました。 この写真をご覧いただくだけでおわかり願えるかもしれませんが、たしかに函は…… と事情を説明するだけの気力もいまはありませんので、本日はこれにて失礼いたします。 いやーまいった。まいったまいった。 |
●10月19日(日)
きのうは伝言をお休みいたしました。おとといの夜、お酒を飲みながらぼんやりテレビを見ている最中に、あッ、あした締切の原稿があるッ、と唐突に思い出し、きのうの朝は「Salon De 書痴」と「小林文庫の新ゲストブック」に投稿しただけで原稿にかかったのですが、いまに至るもまだ仕上がっておりません。もう少ししっかりしなければなりません。 さて昨日、江戸川乱歩生誕地碑建立五十周年にあたる2005年のたぶん11月に、その記念事業としてお芝居を公演することが決定いたしました。東京に拠点を置くミステリー専門劇団が企画を持ち込んでくださいましたので、ふたつ返事でお引き受けした次第です。昨年の探偵講談と同様、名張初演、東京再演の舞台となります。ご期待ください。 といったところで、『江戸川乱歩著書目録』の発送開始遅延に関する弁明は先送りして、ひいひいいいながら原稿のつづきを書くことにいたします。ひいひい。 |
●10月20日(月)
さて『江戸川乱歩著書目録』の函の件ですが、函には最初から泣かされてます。 江戸川乱歩リファレンスブック1『乱歩文献データブック』もやはり函がちょっときつめだったのですが、本を出し入れしているうちに馴染んでくるだろうみたいな程度でしたから、そのまま商品として世に送り出しました。 ですから2『江戸川乱歩執筆年譜』をつくった際は、1よりもう少し余裕をもたせた函にしてくれと印刷屋さんに指示しておいたのですが、あとで確認したところでは伝達の過程でその指示がなぜか逆になってしまい(この手の間抜けなミスが異様に多い印刷屋さんであったといまにして思い返される次第です)、1よりさらにきつい函ができあがってきました。 学生時代のタイトスカートを力任せにはいてみた経産婦、みたいな感じだったといえばおわかりいただけるでしょうか。生爪をはがす覚悟がなければ本を取り出せないような函でしたので、これは納品された時点ですぐにつくり直しを決定しました。新たにできあがってきた函はちょっと大きすぎる感じだったのですが、もうこれでいいやと妥協してしまいました。生きるとは妥協することだと乱歩も申しておりますし。 三度目の正直となる3『江戸川乱歩著書目録』では、函に関する指示はとくに出しませんでした。過去二回の経験に基づいて、今度はちょうどいい塩梅の函ができあがってくるだろうと、勝手に思い込んでいたのが甘かったというわけです。2の最初の函ほどではなかったのですが、小さくて本が出し入れしにくいことは否定できません。 さてどうしたものかと思案していたのですが、と申しますのも私は組版の段階で鬼みたいな指示をあれこれと出しており(とはいえそれらはいずれも組版の基本に属することで、たとえていえばそこらの食堂でカレーライス注文するときわざわざ「ライスは白米でお願いします」と指定することに似た指示ではあったわけですが)、これでまた函に文句つけるのはさすがに申し訳ないな、そんなこといったら嫌われるだろうしと、印刷屋さんからはとっくの昔に嫌われているにもかかわらずぐずぐずとそんなことを考えているうちに、こんな函では駄目だ、とても世に出せない、と名張市立図書館長が函のつくり直しを決断してくれました。図書館長が仔細に点検したところ、接着面がはがれかかっている函も散見されたとのことで、これもつくり直しを決めた理由のひとつになっております。 いやはや、何をいっても結局は印刷屋さんの悪口に帰着してしまいますからこのへんでおしまいにいたしますが、『江戸川乱歩著書目録』刊行後に始まるはずのお役所との最後の闘いもなんだか気勢を殺がれた恰好で、しばらくは平穏に暮らしたいと思います。 闘いついでに片づけておくつもりだった三重県との闘いに関しましては、いまやどなたからもまったく相手にしていただけなくなって、これはこれで困ったことだと思っております。 ただまあ、おととい締切できのう仕上げた毎度おなじみお役所漫才「乱歩文献打明け話」最新版では、「生誕三六〇年芭蕉さんがゆく秘蔵のくに伊賀の蔵びらき」事業に関する最近のてんやわんやを情け容赦なくとりあげておりますので、掲載誌の発行は11月になりますが、関係各位はどうぞお楽しみに。 それから、お役所漫才最新版にはこの伝言板に掲載してある事業事務局長木戸博さんの回答を引用させていただいております。引用というよりは転載ですが。機会がありましたら関係各位はその旨よろしく木戸さんにお伝えいただきますよう。無断転載だ著作権の侵害だと裁判沙汰にしていただいても結構です。望むところだとご伝声ください。 |
●10月21日(火)
今年も10月21日、江戸川乱歩のお誕生日を迎えました。 しばらくは平穏に暮らしたいと思っておりますときのう記したところなのですが、さっき二〇〇四伊賀びと委員会のオフィシャルサイトを覗いてみたら、心待ちにしている事業実施計画案や委員会議事録はいまだに公表されていませんでしたが、掲示板が新設されていました。
いいのか、こんな掲示板開設してもいいのか、俺が書き込んでもいいのか、と思いながら取り急ぎお祝いの投稿をしてきた次第です。 掲示された投稿にはなぜか「\」という記号が四か所に紛れ込んでいましたので(よこしまな心をもった人間が投稿すると「\」のマークが表示されるシステムなのかもしれません)、「\」を除いた投稿を掲げておきます。
さーあ、ばんばんかますぞ。がっはっは。 |
●10月22日(水)
天下の国立国会図書館からメールが届きました。同館が電子図書館事業のひとつとして手がける国立国会図書館データベース・ナビゲーション・サービス「Dnavi」に、名張人外境のコンテンツ五件を登録していただいたという通知です。 五件はいずれも「91日本文学」の「913小説、物語(42件)」に分類されているのですが、四十二件の顔ぶれはと見てみると、 SF novels databank/GENERAL WORKS SF書籍データベースSF雑誌データベース検索/石原藤夫/福岡教育大学 伊勢物語の世界/奈良女子大学附属図書館/奈良女子大学 雨月物語/東京大学総合研究博物館/東京大学 金沢美術工芸大学附属図書館絵手本DB/金沢美術工芸大学附属図書館/金沢美術工芸大学 仮名草子研究文献目録/近世初期文芸研究会/甲南女子学園 といったあたりがアカデミックにずらずらつづき、そんななかに「隠文学誌」「江戸川乱歩執筆年譜」「江戸川乱歩著書目録」「江戸川乱歩年譜集成」「乱歩文献データブック」なんてのが紛れ込んでいるのはじつに面映ゆいかぎりなのですが、こんなものは元来名張市立図書館がインターネット上に公開していなければならぬデータであり、俺のご厚意に甘えつづけるのもいい加減にせんか、とっとと自前でなんとかしろこの能なしどもめがと、きょうは名張市長、教育委員長、教育長、教育次長、教育政策室長、図書館協議会長、図書館長のご臨席のもと「江戸川乱歩著書目録発刊慰労会」を催していただくことになっておりますので、その席でお歴々に一発かましてやろうかなと腕まくりしながら思案している次第です。 かますといえば「生誕三六〇年芭蕉さんがゆく秘蔵のくに伊賀の蔵びらき」ですが、例の掲示板ではいまだにお答えが頂戴できませんので、本日は次のような投稿をかましてまいりました。
木戸さん木戸さん生きてるの、なんていったら張り飛ばされてしまうのでしょうな。がっはっは。がーっはっは。 |
●10月23日(木)
すっかり恒例となってしまいました。例の掲示板への投稿のことです。本日はまあ下記のような次第で。
そんなことはともかくとして、名張市立図書館長の肝煎りで昨夜、名張市鍛冶町の清風亭において「江戸川乱歩著書目録発刊慰労会」を開催していただきました。出席者は名張市長、教育委員長、教育長、教育次長、教育政策室長、図書館協議会長、図書館長の予定でしたが、図書館協議会長のみご欠席でした。熱烈な阪神ファンでいらっしゃるのかもしれません。 さてその席上、名張市立図書館江戸川乱歩コーナーの閉鎖を提案し、まあその場では、つまり酒の席での話なわけですが、一応みなさんの同意をいただけたように思います。と申しますか、一度みんなで検討してみましょうとのお答えをいただいた次第なのですが、私としてはこれで了解をいただけたなという感触です。 それにしても八年かかりました。ろくに乱歩作品を読んだこともない名張市職員が乱歩にかこつけて市民の血税つかうのはとんでもないことだ、ということはきのうの席でも申しあげたのですが、その言葉にそれはそのとおりだと普通にうなずいていただくのに八年、名張市立図書館の嘱託を拝命して以来の八年という日月を要してしまった次第です。 名張市が乱歩のことに税金を一円もつかわない日の到来が、徐々に近づいてきたように思われます。仔細はまたあした、ということで。 |
●10月24日(金)
仔細はまたあした、というきのうのお約束は簡単に反故にして、本日はまずお知らせを二件。 一件目。 二〇〇四伊賀びと委員会の辻村勝則会長からメールを頂戴し、「生誕三六〇年芭蕉さんがゆく秘蔵のくに伊賀の蔵びらき」事業の実施計画案は今月中に新聞発表されるとの由、教えていただきました。この件については例の掲示板でも質問し、「平成15年10月現在の内容でとりまとめたものを今月末日までに発表する予定」と事務局の回答を得ておりますので、今度こそほんとに発表されるでしょう。関係各位はひとまずご休心ください。
二件目。 三重県議会議長の中川正美さんから、9月24日付メールでお送りした質問への回答を頂戴しました。さっそくご紹介いたしましょう。
私のお返事は下記のとおり。
しっかし大丈夫なんでしょうか三重県議会は。しっかりせよと抱き起こしてさしあげたくなりますが。 つづきましてこれで連続四日目となります例の掲示板への投稿、本日はこういった感じです。
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●10月25日(土)
さっそくですが例の掲示板、本日は下記のようなことになっております。
二〇〇四伊賀びと委員会のみなさんにしっかりしろと申しあげるのは、そこらの犬に二本脚で歩けと命令するようなものでしょう。これを実現不可能なことのたとえと見るか、それとも可能なことのたとえと見るか、じつにじつに難しいところですが。 |
●10月26日(日)
例の掲示板への投稿も連続六日目を迎えてしまいました。まだまだがーんがん攻めております。福岡だろうがどこだろうが、行けるとこまで行って胴上げしてもらってくるつもりです。胴上げされるか袋叩きに遭うか、予断を許さぬ状況ですが。
みたいなことをお訊きしても、とてものことにご了解はいただけないでしょう。講師の資質に問題があることが判明しましたので、11月8日の伊賀学講座は中止いたします、なんてことになったらどうしましょうか。 |
●10月27日(月)
胴上げは無理かもしれないなと思われてきました。ともあれ例の掲示板、本日はこういった次第です。
こんなことにかまけてる暇はないようにも思われますが。 |
●10月28日(火)
やはり星野仙一監督の敵地での胴上げは果たされませんでした。興味のない方もいらっしゃるでしょうが、プロ野球日本シリーズの話です。
こうなりますと私もまた、胴上げめざした掲示板通いもはかばかしい成果が得られないみたいですから、二〇〇四伊賀びと委員会のいかれぽんちのみなさんを相手にするのも時間の無駄、そろそろ本拠に腰を据えることにしたほうがいいのかなと思われる次第ですが、とりあえず本日はこんな感じです。
しかしこんなことにかまけてる暇はほんとにありません。そういえばきょう28日は乱歩ゆかりの名張の氏神、宇流冨志禰(うるふしね、とお読みください)神社の秋祭りです。露天商の商うベビーカステラでも食べて心を入れ替えることにしたいと思います。 |
●10月29日(水)
いかんいかんとは思うのですが、例の掲示板で俳諧談義に花が咲いたものですから、きょうもきょうとていそいそと。
たぶんめちゃくちゃ怒ることになるのではないかと思っております。二〇〇四伊賀びと委員会のみなさん、難儀な話ですな実際。 |
●10月30日(木)
そろそろ本気で怒っております。承知せんぞと思っております。例の掲示板、本日はこんな具合になっております。
しかし難儀ですな実際。 |
●10月31日(金)
「生誕三六〇年芭蕉さんがゆく秘蔵のくに伊賀の蔵びらき」事業推進委員会事務局長の木戸博さんからメールを頂戴いたしました。私はきょうあたり例の掲示板で木戸さん相手に思い切り啖呵を切ってやろうかなと無邪気なことを考えておりましたので、間一髪で間に合ったというわけです。内容は次のとおり。
回答になっておりません。私の返信は次のとおり。
お次は例の掲示板、連続投稿十一日目の本日はこのような塩梅で。
といった次第で、二〇〇四伊賀びと委員会のみなさんが事業中止を決定してくれればいいんですが、おそらくそうは問屋が卸さないでしょうから、最終的には12月末に開催される事業推進委員会に私がお邪魔して(この日の委員会で事業実施計画案が承認されることになるわけですが)、野呂昭彦知事や伊賀地域七市町村長らお歴々の前でこんな事業やめてしまえとお願いすることになるのかもしれません。 あしたはほんとにどっちかしら。 |
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