2007年9月下旬
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「名張まちなかブログ」なんてものをつくってたときには思いもおよばなかったのですけれど、ウェブサイトとウェブログのふたまたにいったん手を染めてしまった場合、ブログにかかりきってるときはサイトの更新に手がまわらないという事実に気がつきました。あたりまえっちゃあたりまえの話なんですけど。 この伝言板で紹介しなければならぬ書籍類もいろいろとあるのですが、とくに9月15日付伝言にタイトルだけ記した若狭邦男さんの新刊『探偵作家追跡』に関しましては、けさ届いていたメールで問い合わせを頂戴しており、ネット上にはあまり情報が見あたらないとのことですからさっそく詳細を、と話を進めたいところなのですが、くわしい内容はあしたお知らせすることにいたします。以上、お知らせの予告でした。 |
それではきのうお約束したとおり、若狭邦男さんの新刊『探偵作家追跡』についてお知らせいたします。 巻末の著者紹介にはこうあります。
探偵小説のマニア兼コレクター兼研究家としてその筋ではよく知られた方で(だと思います)、『江戸川乱歩著書目録』の調査ではずいぶんお世話になったものでした。その若狭さんがキャリアとコレクションにおおいにものをいわせ、マニアックなうえにもマニアックな「追跡」をくりひろげたのが『探偵作家追跡』。 「日本古書通信」の二十一回にわたる連載を中心に編まれていますが、ひとことでいって眩暈がしそうな内容です。 まずは作家篇の目次から。
この「追跡」に必要だった労力、時間、資金、その他もろもろを考えると、おおげさではなく気が遠くなってしまいそうになります。 つづいては雑誌篇。
B6判、291ページ、カバー装。2007年8月15日、日本古書通信社発行、本体2100円。 しかしなるほどネット上にはあまり情報が見あたりません。なにしろ版元のオフィシャルサイトでも告知されていないようなのですが、bk1では販売されておりますのでこの『探偵作家追跡』、その筋のみなさんはぜひお買い求めくださいますよう。 |
すっかりご無沙汰してしまいました。ブログなんてものを開設して十日ほどが経過いたしましたが、ついついそちらに時間を取られてしまいがちで、本宅と妾宅をかけもちする明け暮れにいまだ慣れることあたわず。 メールでお知らせくださった方がありましたので、とはいえそれも掲載当日、9月21日のことでしたから、いささか遅ればせではあるのですが、本日の「RAMPO Up-To-Date」。
金城学院大学准教授、小松史生子さんのエッセイ。冒頭の一段落。
いきなりですが、結びの一段落。
どう重なっているのか。小松さんの著書『名古屋と乱歩』をお読みください。5月30日付伝言から版元サイトへのリンクつき書影を再掲。 なんか、ブログに手を染めたせいで文体というものを見失ってしまったような気がする。 |
ブログに時間を取られるというよりも、これはもうはっきりとモチベーションの問題でしょう。それにしても名張市ってどうよ。無茶苦茶などというも愚か。なんかもうほんっとやだ。とか思って腹ばかり立ててるとサイトの更新もとどこおりがちになります。われながらじつに情けない話だと思います。 とりあえず本日の「RAMPO Up-To-Date」。個人誌「探偵随想」の最新号が出ました。
「芸名」から引用。
乱歩にかかわりのあった女優ということで思い出し、8月19日に死去した南風洋子さんのことも「RAMPO Up-To-Date」に録しておきました。合掌。 |