双葉十三郎 |
平成20・2008年 |
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ぼくの特急二十世紀 大正昭和娯楽文化小史 | |||||
戦争が終ってから復活した『スタア』で、いわゆるハードボイルドの紹介をしたことがあるんですが、それがきっかけで江戸川乱歩さんと知り合いになりました。乱歩さんから会いたいと言ってきたんで、池袋のご自宅に会いに出かけたんです。一九四六(昭和二十一)年の五月のことです。このときのこと乱歩さんは、次のように書かれています。
当時、乱歩さんのうちは焼け野原にぽつんとお蔵のように建っていました。このころのことは、前記のほか、乱歩さんが「幻影城」とかいろいろなものに書いていて、それらにぼくの名前もちらほらと出てきます。 |
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初出・底本:双葉十三郎『ぼくの特急二十世紀 大正昭和娯楽文化小史』文藝春秋 文春新書 平成20・2008年3月20日 掲載:2008/04/05 |
Rampo Fragment |