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2009年2月5日(木)

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2月4日 産経新聞社、産経デジタル
直木賞作家の泡坂妻夫氏が死去
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直木賞作家の泡坂妻夫氏が死去

2009.2.4 13:36

泡坂妻夫さん

 「乱れからくり」「蔭桔梗」などの著作で知られる直木賞作家の泡坂妻夫(あわさか・つまお、本名・厚川昌男=あつかわ・まさお)さんが3日午後6時36分、急性大動脈解離のため、東京都内の病院で死去した。75歳。通夜は6日午後6時、告別式は7日午前11時、東京都豊島区南池袋2の20の4、沙羅ホールで。喪主は妻、燿子(ようこ)さん。

 東京生まれ。生家は紋服に家紋を描く紋章上絵師の家。会社勤務を経て、家業を継いだが、そのかたわらに書いた推理小説「DL2号機事件」が昭和51年、推理小説誌で入選したのをきっかけに推理作家としてデビューした。

 ペンネームは本名を並べ替えたアナグラム。趣味の奇術を取り入れたトリッキーなミステリー小説などで支持を集めた。職人の誇りや人情の機微を描いた時代小説なども手がけた。53年「乱れからくり」で日本推理作家協会賞、63年「折鶴」で泉鏡花賞、平成2年に「蔭桔梗」で直木賞を受けた。著書に名探偵「亜愛一郎」シリーズや「11枚のとらんぷ」「からくり東海道」「春のとなり」などがある。

 アマチュア奇術師としても知られ、手品に関する著書も多数。家業の絵師の仕事も続けていた。

 
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