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2009年8月31日(月)

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7月6日 産経新聞社、産経デジタル
戦前の大衆娯楽 動く「のぞきからくり」の修復完了、新潟で上映へ
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 とくにどうということもないのですが、覗きからくりのニュースがありましたので記録しておきます。
 
戦前の大衆娯楽 動く「のぞきからくり」の修復完了、新潟で上映へ

2009.7.6 20:23

全国で唯一上演可能な状態で保存されているのぞきからくり。レンズ越しに見ることで絵が立体的に見える=6日、新潟市西蒲区の巻郷土資料館

 戦前は庶民の娯楽として親しまれた「のぞきからくり」が、新潟市西蒲区の巻郷土資料館で修復作業を終え、6日、報道陣に公開された。新潟市で18日に開幕する「水と土の芸術祭」のイベントとして、新潟市美術館(同市中央区)で特別上演される。

 のぞきからくりは、口上師の語りに合わせて、紙芝居のように変わっていく絵が立体的に楽しめる仕掛け。昭和10年ごろまで全国で上演されていたが、今では新潟市と広島、鹿児島県で計3台が保管されているだけ。

 そのうち実際に上演できるのは新潟市のものだけという。

 上演される演目は「幽霊の継子(ままこ)いじめ」。軍人の後妻に入った元芸者が、自分の子供を跡継ぎにしようとたくらみ、先妻の子供をいじめる。幽霊にふんして先妻の子供を驚かそうとしたところ、逆に、それをみた自分の子供がショックで死んでしまう。自らの罪深さに気づき、悔い改めた女は尼となるという勧善懲悪のストーリーだ。

 「幽霊の継子いじめ」は平成17年に愛知県で開催された「愛・地球博」でも上演された。

 約3カ月の作業では、のぞき口にはめ込まれたレンズ、絵の外枠や金具が修復された。

 こののぞきからくりの詳しい製作時期は研究中で、研究者らによると大正期に製作されたとの見方が強い。今回の修復作業で、外枠の保護紙として明治23年の役所の文書が使われていることも分かり、製作の謎を解き明かす鍵となるとの期待も高まっている。

 
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