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2010年1月25日(月)
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雑誌 | |
ハヤカワミステリマガジン 1月号 | |
1月1日 早川書房 第55巻第1号(通巻647号) A5判 256ページ 本体800円 |
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幻島はるかなり 翻訳ミステリ回想録 紀田順一郎 | |
エッセイ p86−89 第1回〈庫の中で開眼した探偵小説〉 |
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幻島はるかなり 翻訳ミステリ回想録
紀田順一郎 庫の中で開眼した探偵小説 読書狂はまた好奇心も強い。書店で「幼年倶楽部」の兄貴分らしき「少年倶楽部」(以下「少倶」)が積み上げられているのを見逃すはずはなかった。海野十三『怪鳥艇』、江戸川乱歩『新宝島』、山手樹一郎『錦の御旗』という、なかなかのラインナップだ。《非常時》の「少倶」はページ数が薄く、表紙の少年も白鉢巻姿の固い表情となっていたが、それでも本屋の店先は、常に私のような立ち読み少年で賑わっていたものだ。 |
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▼hayakawa online:ミステリ・マガジン2010年1月号 |