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2月22日 サーチナ
寺島しのぶ、ベルリン映画祭で最優秀女優賞に輝く 桐山真帆子、山口幸治
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寺島しのぶ、ベルリン映画祭で最優秀女優賞に輝く

2010/02/22(月) 13:29

  20日夜(日本時間21日未明)に行われた第60回ベルリン国際映画祭の授賞式で、寺島しのぶさん(37)が最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞した。主演した映画は若松孝二監督作の「キャタピラー」。同映画祭の日本女優の受賞は35年ぶり、1964年の左幸子「にっぽん昆虫記」「彼女と彼」、75年の田中絹代「サンダカン八番娼館 望郷」に次ぐ三人目となる。

  「キャタピラー」は江戸川乱歩の短編小説「芋虫」が原作。寺島さんは、太平洋戦争で四肢を失った傷痍軍人の夫に献身的に尽くした果て、虐待する妻役を演じた。歌舞伎役者の尾上菊五郎さんと、女優の富司純子さんの長女として生まれた寺島さんは、文学座に入団し、舞台女優として活躍した。20作以上の映画作品に出演するほか、ドラマでも活躍。これまで10以上の映画賞を受賞している。

  現地メディアによると、授賞式に出席できなかった寺島さんに代わって若松監督がトロフィーを受け取った。会場では寺島さんから携帯メールで届けられた「いつかすべての国に戦争がなくなることを祈ります」というメッセージをたたえて拍手がわき起こったという。

  「平和のための戦争などはない」という若松監督の想いが込められた同映画は、日本では今夏に公開予定。(編集担当:桐山真帆子・山口幸治)

 
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