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2010年3月13日(土)

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毎日jp
3月10日 毎日新聞社
3月10日付伊賀版掲載
乱歩の世界:黒テントで紙芝居や朗読 愛好家が21日──名張・生誕地碑広場 /三重 宮地佳那子
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乱歩の世界:黒テントで紙芝居や朗読 愛好家が21日−−名張・生誕地碑広場 /三重

 ◇愛好家「蔵びらきの会」

 名張市で生まれた江戸川乱歩(1894〜1965)の愛好家でつくる「乱歩蔵びらきの会」(的場敏訓代表)が21日、同市本町の乱歩生誕地碑広場で、「見せ物小屋」をイメージした仮設テントで紙芝居などを上演する「乱歩黒テントの世界」を初開催する。的場代表(51)は「乱歩が好んだ異質の空間を作りたい。町の目玉にしていきたい」と話し、今後年2回開催する予定。【宮地佳那子】

 同会は04年に発足し、舞台公演や展示会などをしてきた。昨年、同広場が完成したが、イベントには全く使われておらず、不定期に黒テント(約10メートル四方、高さ約5メートル)を「出現」させようと考えた。

 2部編成。午前10時からの「昼の部」は主に小学生向けで、同会メンバーの上田豊太さん(39)が制作した紙芝居「天空の魔人」(約20分間)を上演する。上田さんは「原作に忠実にナレーションをつくった。プロの紙芝居を見た最後の世代なので、子どもたちにワクワク感を伝えたい」と話している。

 午後4時半からの「黄昏(たそがれ)の部」は成人向けで、「芋虫」の朗読、映画「陰獣」の上映がある。ともに入場無料。定員各120人。

 また同日午後1時半からは、名張産業振興センターアスピア(南町)で「第19回なぞがたりなばり」も開催。作家・今野敏さんによる講演会「謎の魅力」がある。入場料1000円(18歳以下500円)。

 同会は資金不足のため黒テントに名前などを書く協賛企業、個人も募集している。イベントなど問い合わせは的場代表(0595・62・5111)。

〔伊賀版〕

毎日新聞 2010年3月10日 地方版

 
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