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巻第七十一 伊賀 一の宮 敢国大明神 東海道 阿拝〔府〕 山田 名張〔本は隠の一字を用いる〕 伊賀 △思うに、伊賀は五瀬の上にある。それで五上と名づける。今は伊賀の字を用いる。また、天武天皇が吉野を出て伊勢に赴く時、夜半に隠郡に至られたという。今は名張の二字を用いる。桓武天皇が都を平安城に移された。その前は大和国にあったので、畿内の外は伊賀を東海道の最初とする。 |
- 底本 『和漢三才図会 11』東洋文庫494 昭和63年(1988)11月、平凡社、訳注=島田勇雄、竹島淳夫、樋口元巳/p.268
- 採録 1999年10月21日