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駒敏郎

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 道観長者

 三重県名張市赤目町一の井に住み、名張盆地の南部九か村を領していたとされる伝説の長者。
 傲慢冷酷な長者で、食事のたびに箸を捨てたので、箸が山を成したとか、川向こうの弁財天へ参詣するために、餅で橋を架けて渡ったとか、七つの井戸を掘り、夕日を扇で招き返したとか、財力に任せて栄華をきわめた長者話が伝えられている。


掲載 1999年10月21日  最終更新 2002年 9月 20日 (金)