謎その3:「お水取り」の松明は名張から運んでるの?




「はい。」、三重県名張市赤目町一ノ井の
「松明講」と呼ばれている人たちが木を切
り、松明を作って東大寺まで運んでいます。
この「松明」の東大寺への寄進は唯一名張
からだけで、750年以上続いていると言われ
ています。
藤堂藩の資料から近世代はじめには現在の
ような形態による寄進になったと考えられ
ています。
また、享保9年の藩日記には、一ノ井に藤
堂藩から松明料の補助をしていたことが記
されていて、藩にとっても公事と考えてい
たと思われます。

■二月堂内には「一ノ井の間」という特別
の参籠所が設けられていて、東大寺と一ノ
井の深い由緒がうかがえます。


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