台高 木屋谷川支流 カクレ谷('05/1/23)
 木屋谷川から檜塚の稜線へいくつかの谷がつきあげている。夏のこのあたりのことは、ご近所のTYさんが、シラミつぶしに調べ上げている。この概念図を書くにも、たいへん参考にさせてもらった。

 で、この('05)冬は、通行止めで静かな木屋谷林道を歩いて、このあたりの谷を2本登った。ツヅ田原谷と、カクレ谷だ。
 ツヅ田原は1月14日、冷え込んだ日から一転して、気温が緩んだ時に入ったので、氷結は甘く、上部は積雪で埋まり、という具合に、期待はずれに終わった(写真左)。植林帯の尾根の下降で、アイゼンがダンゴになり、脱いだ方が格段に安心して歩けた。(TYさんと)

 もう一つは、1/23のカクレ谷。ツヅ田原よりも奥にあるので、さらなる氷を期待したが、ここでも下部は水流があった。しかし上部へ行くと、ガレのルンゼがそれなりに氷結していて、近場の割には楽しく辿ることができた(写真右)。締まっていそうなルンゼを求めて、左へ左へと振って登って行くと、ポンと千秋峰の北尾根に出てしまった。バーチカルな滝があるわけではないが、夏にはない気分で稜線に出ることができる。下りは鬱陶しい植林帯歩きがあるけれど...

 冷え込みが続いた後のこのあたりでは、、西隣のイズミ谷とこのカクレ谷が愉快に登れるコースを提供してくれると思う。さらに奥のワサビ谷はどうかというと、傾斜が緩いので興味は半減する。('05/1/23、同行K仙人、TYさん)