第二回 どれを買おうか(機種選定編)
いよいよ、機種選択です、御存知の通り、デジタルカメラでは、100万画素以上、80万画素以上100万画素以下、35万画素以下(41万画素もある)、と言う、主な3タイプのクラス分けが為されています、98年10月時点での状況は以下のように思われました。
- 100万画素以上
いわゆるメガピクセル機で、100万円以上という超高級機から、最近は十万円を切るものまで出てきました。
80万以上100万画素以下
100万画素モデルの値段がさがりつつあり、35万画素のズームモデルと値段が近い、と言う点 で悩む所ですが、旧モデルなら、御買い得かもしれません。
- 35万画素以下
つい数年前までは、ホームページに掲載するのもはばかられる程の低画質、でしたが、最近は画質もあがってきており、ここにきて(1998年10月現在)各社とも、35万画素単焦点モデルの完成期を迎え、次々と多焦点、ズーム搭載モデルを、送り出して来ました、これらのズーム搭載モデルは、おそらく、これからの35万画素モデルのスタンダードになるのではないでしょうか、非常に魅力的な製品です。
しかし、同程度の値段なら単焦点の80万画素モデルも視野に入って来ます。
では35万画素の単焦点タイプはどうでしょうか、
確かに、ズームなし、では迫力ある画像を取れないかもしれませんが、もともと35万画素程度では、銀塩写真のレベルには到底達し得ないし、それならば、取り直しがいくらでもきき、どんな写真でも気楽にとれる、と言う利点を考えれば、 単焦点タイプは2万円程度で買えてしまうし、操作性、機動力(小ささと言う点で)、撮影枚数、撮影ミスのなさ、という利点もかんがえれば、スナップ写真というレベルで考えれば、トータルバランスのとれた、お買い得モデルと言えるでしょう。
しかし、相次ぐズームモデル発売にあって、単焦点モデルが店頭から消えつつあるようです。(98年10月現在)
ここで35万画素クラスの長所、短所を挙げておきましょう。
<長所>
- コンパクトなサイズ。
- 一枚当たりの情報量が少ないので沢山撮影できる。
- やはり安い、(これから、まだまだ性能が向上、値段が下がりそうな中で、とりあえず買ってみようかと思える値段です。)
<短所>
- やはり画像が荒い。(メーカーによって、まちまちですが。)
- 大きさの割に重い。(とにかく単三電池を4本もいれるとやたら重い)
といった所ですが、同画素のモデルでも、メーカーによって規格も色々、機能も色々、なので、一台、一台、仕様をチェックした方がいいでしょう。
主なチェックポイント
- 画素数、
まあ、画素数は値札にもかいてありますが、同じ画素数でも、CCDチップの大きさが違うものがあります、今の35万画素のCCDチップは大体1/4インチですが、中にはDS−20の様に、1/3インチのCCDを採用している物もあります、当然チップが大きければ、それだけ光が多く入ります。
- 画像フォーマット、
メーカ独自の規格を採用している物やら、JPEGを採用している物など、ありますが、すいません、良く知りません。
- 保存メディア、
コンパクトフラッシュ、スマートメディアなどがあります、どれでもいいような物ですが、値段がぜんぜんちがったりするので要注意です。今は、スマートメディアが多いようですが。
- 接続キット、
そうです、これが曲者です、結構高いです、でも必要な場合が多いでしょう。(まあ、PCカードアダプター、フロッピーディスクアダプター等が使えれば、要らないですけど。)
- 液晶モニター、
ノートパソコンとおなじで、種類によって見易さがぜんぜん違います、明るい順でいえば、低温ポリシリコン>TFT方式>MIM方式、でしょうか、とにかく、買う前に一度店頭でチェックした方がいいでしょう。中にはモニターが付いていない機種もあります。
- バッテリー持続撮影枚数、
これは、最重要ポイントの一つです、液晶モニターを付けっぱなしにしていると、あっと言う間に、電池は消耗します、(機種間の差が大きいのでよくチェックしましょう。)
- 付属品、
ソフトケース、ストラップ等は、本体保護の意味からも、あった方がいいですよね。 (まあ、後からいくらでも買えますけど。)
今回は以上です。
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第三回へつづく