今月のお勧め映画情報

映画好きの管理人が独断と偏見で選んだお勧めの映画を紹介するコーナーです。


99年1月のお勧め映画


アルマゲドン
ARMAGEDDON

監督

マイケル・ベイ

主な出演者

ブルース・ウィルス ベン・アフレック リブ・ダイラ― ビリー・ボブ・ソートン スティーブ・ブシェーミなど。

STORY

テキサス州と同じ大きさの巨大なアステロイド(小惑星)が、時速35,000キロのスピードで
地球に接近していた。その衝突は、確実に地球を全滅させる。絶望的な時間との闘いの中、
6人の宇宙飛行士とともにスペースシャトルに乗り込んだのは、8人の石油掘削のプロフェッ
ショナルたちだった。NASAが彼らに託したミッションとは、アステロイドの表面を掘削し、
内部からの核爆発でその軌道を変えることだった。果たして人類は自らの運命にあらがい
その滅亡を逃れる事ができるのだろうか―?

管理人の感想

今回は、アルマゲドンを観てきました。では早速ご報告させていただきます。

結果からいうとこの「アルマゲドン」は超お勧めです。非常に完成度の高い作品であるといえます。
特に、パニック映画としては最近の作品では一番といえると思います。往々にして最近のパニック映
画では、肝心のパニック部分(隕石が落ちてきたり、船が沈み始める)までの、前置きが長く、純粋な
パニック映画ファンにとってはやや退屈になることが多いのですが(例えばタイタニックとか)この、「ア
ルマゲドンでは、そういった事が無く、いきなり映画の冒頭から緊張の場面の連続で、非常に楽しめました。
しかしそれでいてブルース・ウィルスの熱演もあり、ただ隕石が落ちてきて終わりという物ではなく、感動物
に仕上がってる所が見事です。

さて、話のあらすじを見て気づいた方もおられるかと思いますが話の筋は3年ほど前の作品である「アステロイド」
や昨年公開の「ディープインパクト」とよく似ています。特に「ディープインパクト」とはほとんど同じあらすじです。
小惑星が異常接近し、それを食い止める為に宇宙船で惑星に着陸し、穴を掘って核爆弾で破壊するなど話の
大筋では全く同じです。しかし同じ話でも「ディープインパクト」では人間関係(特に地上に残された人達)に焦点が
合わされてましたが「アルマゲドン」では宇宙船(スペースシャトル)の人達にスポットが当てられたため、また違った
楽しみ方が出来ると思います。よく似た話でも捉え方によって感じがだいぶ変わる事に気づかされました。
パニック映画好きの人は「アルマゲドン」必見ですよ。

余談ですが、この映画の主題である「アルマゲドン」は、聖書の啓示16章13〜16節の「わたしは,かえるのように見
える三つの汚れた霊感の表現が,龍の口から,野獣の口から,偽預言者の口から出るのを見た。それらは実は悪霊の霊
感による表現であってしるしを行ない,また人の住む全地の王たちのもとに出て行く。全能者なる神の大いなる日の戦争
に彼らを集めるためである。……そして,それらは王たちを,ヘブライ語でハルマゲドンと呼ばれる場所に集めた」という聖
句から取られているようです。(聖書の幾つかの英訳では「アルマゲドン」と訳されています。)映画では小惑星の衝突に
より人類が消滅するかも?という事から「アルマゲドン」と名づけられたようですが、実際の聖書でのハルマゲドン
((Har-Magedon)もしくはアルマゲドン)の意味は,「メギドの山」もしくは「軍隊の集結の山」を意味するハル メギッドーン
というヘブライ語の表現に相当するギリシャ語を翻字した言葉であり、これは,「全能者なる神の大いなる日の戦争」と関係
があります。つまり,ハルマゲドンは政治的な小競り合いでも,経済的な大混乱でもなく,核による大虐殺でも,人間同士の
争いでもなく、むしろ,ハルマゲドンは神の戦争(つまりこの世に満ちた悪を行う人たちを神が滅ぼされるという事)という意味
で使われている語です。ちょっと難しいですがご参考までに・・・・・・・・・。
今回は「アルマゲドン」でした。