キューティーハニー(映画版) 2004.05.29(Sat)  東広島市でいち早く「映画キューティーハニー」を観たので,報告する.  本日(2004.05.29)の初上映(と言っても14:00だったんだけど)に  一番乗りで入館したわけであるから,まさしく私は東広島市で一番初めの観客である.  そもそも客が少なかったからなんだけどね. 1.のうがき  今回観に行ったT・ジョイ東広島はフジグラン東広島のの3階に店舗を構えている.  いわゆるマルチシアターシステムを採用している映画館である.  13:30に現地に行ってみると,近接の駐車場は満車状態だった.  しょうがなく,ちょっと離れた駐車場に停めることにした.  混雑した所に停めてトラブルに巻込まれるくらいなら,離れた場所に停めて歩いた方が  よっぽどマシだからである.  うーん,それにしても繁盛しとるのう.  まさか「ハニー」渋滞ではあるまい.  と踏んでいたら,思ったとおり,当の映画館には客が全然入っていなかった.  おそらく客足は「トロイ」(ブラッドピッド)に流れたなと.(じょしこーせーが大量にいたので)  「ハニー」自体,初回だったこともあり,15人くらいが観に来ているだけであった.  T3の時もそうだったけど,これからどどっと客が押し寄せてくるのだと思う.  実際面白かったから. −−− 以下,ネタばれがあるかもしれないのでご注意ください −−− 2.出演者について  主演はあのサトエリ(佐藤江梨子)である.  これまであまり好きではなかった※が,印象が180度変わった.  演技力抜群であった.はっきり言って見直した.  吹替のスタントも使っていたようだが,自ら殺陣もしっかりこなしていた.  アニメの「ハニー」(再放送)を観て育った(パンフのコメントより)  と語っているのもうなずける.見事な如月ハニーだった.  キメるところはキメる!!ボケるところはしっかりボケている.  次回作がもしあるとしたら,是非また主演して欲しい限りである. ※以前NHKの「天才てれびくん」にゲストで出演しているサトエリを初めて見たんだけど,  子供に対して,ちょっと理不尽な態度を取っていたため,印象があまり良くなかったのである.  今思い返すと,それほどでもなかったかのかな〜と.  あ,いやいや,映画による一時的な精神錯乱かもしれん.まあいいか.  助演も個性派俳優が固めていた.  まず,秋夏子役に市川実日子,  ぶっきらぼうだが完璧主義の警部といった,原作とは全く異なる夏子役をそつなくこなしていた.  そもそも原作の夏子はあまりに可哀想なキャラだったたけに,これは見事な方向転換である.  私はあんまり印象が違うので,途中まで全くのオリジナルキャラだと思っていた.  次に早見青児役の村上淳,  下手すると,この手の役柄が作品を台無しにしてしまうのであるが,  そんなことは全然なく,十分な存在感を醸し出していた.  キザで大仰な演技は見ものである.  単なるギャグメーカーでもヘタレでもなく,完全なる二の線に徹していたのは素晴らしい.  団兵おやじや弟を出さなかったのは,正解だったと思う.  パンサークローの四天王も異彩を放っていた.  ブラック・クロー役に及川光博,  あのミッチ−である.素晴らしい.  四天王最強の戦士として,そして一ミュージシャンとしてエンターテナーとして実力の全てを  発揮していた.しっかり劇中で歌ってるし(^^;;  早速,姉貴(ミッチ−のファンである)に報告しておいた.  ゴールド・クロー役に片桐はいり,コバルト・クロー役に小日向しえ,  そしてスカーレット・クロー役の新谷真弓も素晴らしい演技であった.  声優業は伊達ではない.独特な台詞回し,そして絶妙な存在感.素晴らしい.  シスター・ジル配下の執事役に手塚とおる,  この人もいい味出していた.ガメラ3の時もすごかったけど,今回もすごかった.  そして,シスター・ジル役には篠井英介,  女方で有名な舞台俳優だそうだ.すみません.私知りませんでした.  原作やアニメ版のジルとは異なり,クールな首領という設定をあえて選んだのは正解である.  あまりにエキセントリックだったり,感情剥き出しの演技をされても観てる方は退いちゃうからね.  他にも,松田龍平(ますます親父優作先生にそっくりになってきたなあ),京本政樹,吉田日出子が  周辺を固めており,ストーリーのメリハリが効いて素晴らしかった.  とにかくキャスティングは完璧である.  足を引っ張っぱるような人材は一切なし.全員一丸となって「ハニー」を盛り立てていた.  見事としか言いようがない.  あと,よくあることだけど,ちょい役でいろいろな人が出演していた.あえて伏せておくけど. 3.特撮について・製作関係者について  特撮も素晴らしかった.  特撮監督に神谷誠,「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」を努めただけのことはある.  アクアラインや東京タワーのシーンは圧巻であった.  庵野監督を筆頭に,尾上克郎氏(監督補),摩砂雪氏(監督補),大屋哲男氏(VFXプロデューサー)  により,あの画期的な映像“ハニメーション”が実現したわけである.  これはもう,「少林サッカー」を超えたと言っても過言ではない.  一時は衰退の一途を辿っていた邦画も,  エンターテイメントとして,十分に手ごたえのある作品ができるようになったのは  喜ばしい限りである.  あと,企画に奥田誠治の名前が.  「ドリームハンター麗夢」復活してくれ〜.いやその前に早くDVD出してくれ〜.  企画協力に,樋口真嗣(平成ガメラシリーズ特技監督),  伊藤伸平(漫画家「アップルシンデレラ」は最高傑作)  の名前も見逃せない.なんと伊藤伸平版の漫画連載も始まっているようである.素晴らしい. 4.おわりに  ちなみに,観客は15人程度であったが,その内訳は以下の通りである.  若い兄ちゃんが数名(ようするに私と同じ類ですな,私はもう若くないけど),  若いカップル一組,お年寄りのカップル一組(ラスト直前に帰っていった.つまらなかったのか?)  一番気になったのは,幼女2名!!  親はどうした?と思ったら,ラスト直前に母親らしき女性が迎えに来て,帰っていった.  おそらく,買い物の間,映画を観せておいたものと考えられる.  T・ジョイ東広島の女性スタッフがこの子供達に丁寧に応対していたのが好印象であった.  この映画館は座席指定なので,  「この券と同じマークの椅子に座るのよ.何か困ったら,階段のところにいるからすぐに呼んでね.」  と優しく教えていた.うーん.なんて丁寧な接客だ.素晴らしい.  ちなみに,子供達は「キューティーハニー」の歌が始まると,一緒になって歌っていたのが微笑ましかった.  ていうかその歳で何でそらで歌えるのか!?(^^;;一体親は何を教えているのだ!!いいけどね.  しかもラスト近くのシーンでは,映画につられて本当に泣いていた.  なるほど,子供にも十分この映画の良さが伝わったのだと思う.すごいことだ.  (実際は,途中退屈そうにしていたり,ラスト直前でお母さんに連れられて帰ってしまったけどね)  それよりもなによりも,もともと原作がお色気満載の作品である.  をいをい,もしえろいシーンがあったらどうするんだ!!子供にそんなの観せていいんか?  と内心ドキドキしていたのであるが,とりこし苦労であった.  まあ,あの程度ならお子様に観せても大丈夫な内容だったかなと.  実際えろいとこ何箇所かあったけどね.(^^;;  出不精な私が,身銭を切ってまで映画を観に行くのは,年に一度あるかないかの快挙である.  今回,こんな私を公開初日にしかも一番乗りをさせるとは,  まぎれもなくこの作品には,人を魅き付けるパワーがあるのである.  興行的にも成功するであろう.是非続編を作ってもらいたいものである.