サクラ大戦スーパー歌謡ショウ 新西遊記 レポート 2004.08.14(Thu) 1.はじめに 8月に入ってすぐに,会社の異動やら転勤やらでめちゃめちゃハードだったので, 帰省はぎりぎりであった.結局ほとんど寝ていない状態で出発した. 6:50起床.7:34バス,7:47JR中央線,名古屋発8:24のぞみで東京へ. 今回も姉貴と一緒に行った. 車中,寝ておけばよいものを,ケン・グリムウッドの「リプレイ」を読みふける. 昨年と同じパターンである. 朝食抜きで出発したので,名古屋駅で購入した弁当を食べる. これも昨年と同じパターンである. 10:10頃東京着.10:17中央線で四谷へ.10:47東京メトロで新宿御苑へ.10:55頃着. 厚生年金会館にAM11:00頃着.既に200人近く並んでいる. が,以前はよく見かけたコスプレイヤーが激減していた. 驚いたのが,ゴスロリな女2人組.別に人の趣味趣向をとやかく言うつもりはないが, こういうタイプの客は今まで見たことがなかった.客層も着実に広まっているのであろう. 11:30頃.ダンディ団の3人,陶山氏(大神),蛍雪次郎氏(金田),親方,田中公平氏 が握手しに来た.毎回芸が細かい.実は,一昨日にGMK※のDVDを観たばかりなので, 蛍さんと握手できてとても嬉しかった. ※映画「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 怪獣総攻撃」(2001年東宝)のこと. 2.開演前 11:40開場.売店をのぞいてみたが,やはりブロマイドは売り切れ.パンフだけ購入. 昨年も同じことを書いたが, 客のニーズが一番ある売れ筋商品なのに,作り手売り手がそのことを全然理解していない. 歌謡ショウの初日にやってきて,一人で大量に購入していく輩がいるのだろう. ヤフオクで転売されているのをよく見かけるのだ. 客席でいつも思うこと. 相変わらず前の席の奴の頭で視界が遮られる.こんちくしょう.前が見えんつーの!! そもそも,深く腰掛けるということを知らん輩が多すぎる. それとも後ろの人の迷惑などお構いなしということか. 私一人深く腰掛けているのが馬鹿らしくなってきた. ++++++++++++++++++++++++++ 今回のレポートはかなり詳細な内容について触れている. 以降,確実にネタばれがあるので,気をつけましょう. ++++++++++++++++++++++++++ 3.スーパー歌謡ショウ AM12:30頃,広井氏と親方登場.例年通りの前説である. ケータイ,アラーム付時計なんてあたりまえのことを言う暇があれば, 深く腰掛けることを注意せよ. 高い金払って観にきているのに,視界が遮られる身にもなれっつーの. ●第一部 1曲目「ユンホァ〜レビュウ桜花乱舞〜」(花組) 中国風味な曲はもとより,花組のピンクの衣装が可愛らしかった. 街中.かえでと金田先生の会話.今年は「新西遊記」をやる. 2曲目(不明)(桃栗小僧の歌) 警察に追い回される桃栗小僧.なんとか逃げきるが,新聞記者に写真を撮られてしまう. 今回横山さんは,さくらと桃栗小僧の二役.1部にも2部にもウエイトがかかっている. 帝国劇場.「新西遊記」の台本あわせ.実はくじびきで役を決めている花組. 沙悟浄役を嫌がるアイリス.「アイリスの河童は可愛い」と言われ,機嫌が治る. 3曲目(不明)(カンナの妄想.ラジオでもやらない大そう可愛い体操) アイリスのちょうちんブルマ.かえるの逆立ち. 「花組は家族」.絆を確かめ合う花組の面々. さくらが桃栗小僧と間違われ,警察に任意同行される. さくらを取り戻すには本物を掴まえるしかない. ダンディ団から情報を得ようとするマリア,レニ. バラ組から情報を得ようとする紅蘭,織姫. さくらの心痛を察し,勇気付けようするアイリスと大神. 取調室のさくら.降魔と戦い散っていった父を愚弄され,傷付く. 故郷は幻.消えてしまったものは何も思い出せないとつぶやく山田警部. 4曲目「わたしはいま...」(さくら,花組) ここで,セットの高さに圧倒されている自分に気付く. 舞台上には,優に3階分はあるセットが構築されており,この高さを有効活用しているのである. 実際には別々の場所(警察,劇場,酒場)にいる登場人物を,3次元的に配置することで, 空間だけでなく,人物の内面描写をより強調しているのである. 他の演劇では使い古された手法かもしれないが, これは今までの歌謡ショウにはなかった,新しい試みである. ダンディ団のいる酒場を訪れるマリアとレニ. 桃栗小僧の情報を尋ねるが,裏社会の仁義に縛られて口を閉ざすダンディ団の面々. 仲間と仁義とどちらを取るのか? 5曲目(不明)(ダンディ団,マリア,レニ) 結局,仲間(花組)のために情報を教えるボス. バラ組のアジトへ赴く紅蘭と織姫.元陸軍情報将校ならではの本領を発揮する琴音と菊之丞. 桃栗小僧の本拠地を的確に絞り込む. 再び劇場.マリア&レニ,紅蘭&織姫,2組のもたらした情報を合わせることで, 桃栗小僧の居所が確定する. ニコニコ石鹸工場跡地.桃栗小僧のアジト. 花組の口上(事情によりさくらは抜き).大乱闘.桃栗小僧の壁宙返り. 年々レベルアップしている.来年はバック宙までできそうな勢いである. 桃栗小僧VS花組.仲間を思いやり,自ら捕まることを決意する桃栗小僧. 再び警察.桃栗小僧を自首扱いにしてくれと頼むマリア.罪が軽くなる. 横山さん二役の早替わり. 6曲目「銀座行進曲」(花組,かえで) 劇場へ行進しながら帰ろう. 13:50頃第一部完. さくらと紅蘭の3分ショッピング. 「一発必中中華麺」要するに即席ラーメン. 「シュルシュル如意棒」実際,帰りに子供が遊んでいた. ●第二部 14:10頃開始. 1曲目「永遠の命」(カンナ)悟空登場.京劇(中国の雑技団)とのコラボレーション. 2曲目「天竺どこだ!?」(さくら,アイリス)さくらの色っぽい衣装.アイリスのきゅうり一気食い. 3曲目(不明)(カンナ)空腹と疲労にあえぐ三蔵と悟空. 五荘館.金で命のやり取りをする僧侶達(親方,金田).万能の薬になる桃をめぐって争う民衆. 善なる心が善なる世を作るわけではない.お経を読むだけでは何も変わらないのである. 4曲目「ばかばかしくもありがたくも」(カンナ) ―――実はこの辺り睡魔に襲われて意識がなくなっていた――― 5曲目(不明)(琴音,菊之丞,西村,武田)米と野菜を買占める商人達. 6曲目(不明)(カンナ,さくら,アイリス,織姫,金角,銀角)悟空,ひょうたんに飲まれる. 7曲目「亡者の歌」(レニ,紅蘭)金角,銀角に買占めた米と野菜を貢ぐ商人達.金の亡者. 悟空助かり,金角,銀角敗れ,お経を詠まされる.憤る牛魔王. 8曲目「悪徳の花びら」(マリア)牛魔王登場.三蔵捕まる. 9曲目(不明)(かえで,織姫)かえでは仏様. 10曲目(不明)(マリア,ダンディ団ボス)京劇.顔がどんどん変わっていく.不思議だ. ―――しかし,この辺りも睡魔に襲われて意識がなくなっていた――― 11曲目(不明)(マリア)最終決戦. ピンクレインボーアタック(横山智佐&鈴木真仁の新グループ名?,ここではでっかい風船) 「みんなのパワーをちょうだい!」って元気玉? ダンディ団ボスの役(馬なんとか)敗れる. 牛魔王を倒すも,力尽きる悟空.嘘!? 「仲間同士で信じあって,幸せな世の中を作っていくんだよな.」 12曲目(不明)(織姫)悟空を失って途方にくれる三蔵.自分は一体何をしていたのか. 13曲目「新西遊記〜命がめぐり世界が繋がる時から」(織姫,カンナ,さくら,アイリス,出演者面々) 京劇の演舞,演奏. 14曲目「ユンホァ〜レビュウ桜花乱舞〜」出演者挨拶. 16:30頃,ゲキテイでおしまい. 4.まとめ 今回の歌謡ショウは,1部にも2部にもウエイトがかかっており,見逃せない内容であった. にも関わらず,睡魔に負けてしまったおかげで,途中空白期間ができてしまった. さすがにこれではレポートが書けない. (実はもう一つレポートが書けなくなってしまった理由がある.これは【補足】にて述べる.) こではいかんということで,ブロードバンド配信で復習かつ補間することにした. これにより,新たな発見があった. ・今回は曲が多い.20曲中10曲がCD(歌謡全集)にも入っていない曲であった. ・今回は舞台セットが高い.前述の通り.空間を有効活用することで迫力が増す. ・当日は,京劇とのコラボレーションに違和感があった.  しかし,実際,見直すとちゃんと調和しとる.私の見方が甘かったのだ.  あるいは,私が観た2日目の時点では,まだ微妙にずれがあったのかもしれない.  実際,演舞で失敗してるところもあったし. ・1部はギャグが多かったが,2部はほとんどシリアス路線であった.  だって悟空が死んでしまう西遊記なんて初めてみましたよ.私.  一緒に行った姉貴は感動して泣いていたけど.  私は,後半殆ど寝てたのであまり感傷的にならなかったんだけど,BB配信で観たら,確かに泣けた. いろいろあったが,なんとか今年も歌謡ショウを観ることができた. あと2年.最後まで付き合っていくつもり. 実際,モチベーションが下がっているのは事実であるが. 【補足】「歌謡ショウ全史1997〜2002」のこと 昨年末からずっと仕事で多忙な毎日だったので,精神的にも余裕がなく, サクラ大戦関連の情報収集がままならなくなっていた. 今年の6月には,太正浪漫倶楽部(ファンクラブ)もなくなり, 定期的な情報提供はもとより,歌謡ショウのチケット先行予約のルートが絶たれてしまった. 結局のところ,情報源は雑誌やWebにシフトしてしまっている. したがって,よほど気をつけてウォッチングしていないと, 情報から完全に乗り遅れてしまう状況になっている. この本の存在は知っていた.しかし,発売日については, 今回の歌謡ショウのパンフの広告で初めて知った次第である. 歌謡ショウ当日,厚生年金会館の売店では既に売切れていた. これがケチのつき始めであった... 帰りにわざわざ渋谷の太正浪漫堂にも寄ったが,午前中で完売したとのこと. 帰宅後,ネット通販を試みるも,ことごとく裏をかかれる始末(予約終了,在庫なしの状態). そもそも,本商品はマーケティングに制約が多すぎるのである.まとめると以下の通り. ───────────────────────── ・一般の書店では購入不可. ・ネット通販:セガダイレクト,SBP,REDのみ. ・店頭売りは太正浪漫堂(渋谷)のみ. ・予約分+α程度しか発行していなかった模様. ───────────────────────── 出版元のSBP(ソフトバンクパブリッシング),発売元のセガダイレクトに メイルで問合わせたところ, 在庫切れ.重版の予定なしとの回答しか返ってこなかった. 太正浪漫堂に電話すると, 「現在問合せが殺到している.入荷する予定はあるが時期は分からない.  通販はやっていないし,店の方針で,取置きはできないルールなので,  電話で確認した後,直接買いに来て下さい.」 と言われた. 「私は東京近郊に住んでいるわけではない.  入荷したことを確認してから大急ぎで向かっても最低でも3時間はかかる.  必ず買いに行くから取置きして欲しい.」 と頼んでもダメの一点張り. しかたなく,千葉在住の先輩に連絡して, ついでがあった時に渋谷に行っていただけないかお願いしてみた. しかし,そもそも入荷のめどがたたないものは,どうしようもない. 先輩に迷惑をかけるのは忍びないので,しばらく様子見ということにした. ということで,発売後3日めにして, 勝組(予約した人,先着で購入した人,転売目的で買い占めた人)と 負組(予約しなかった人,東京近郊でない人)の構図が確立されたのである. このままでは堂々巡りなので,不本意ながらもヤフオクでの購入を検討. ヤフオクをよく利用している広島在住の先輩に相談してみた. 実際,オークションでは,定価¥1万のこの本が,¥3万とかで売られていた. 先輩からは「そんな値段で買ったら絶対後悔する.時期を待った方が良い.」 と忠告を受け,素直に従うことにした. このやり場のない憤りを何処にぶつけて良いものかと考えあぐねた結果, 私は太正浪漫堂に抗議の電話を入れることにした. 「今回で5回目の電話です.これで最後にします.電話代だって馬鹿になりませんので.  あいかわらず入荷の目処はたたないですか.取置きもダメですか.そうですか.  この本については,問合せが殺到しているんですよね.  こんなに客のニーズがあるのに,マーケティングを制限したり,  店の方針だかなんだかしらないが,取置きは絶対にダメだとか,  そんなことやっていて,商売として成立するんでしょうかね.  役所仕事みたいに融通の利かないことやっていて,客を逃していると思いませんか?  太正浪漫堂の心斎橋店は閉店,太正浪漫倶楽部もなくなってしまったというのに,  こんな調子でやっていて,大丈夫なんですかね.危機意識はないのですかね?  ちなみにこの本,ヤフオクで3倍以上の値段で転売されているのをご存知ですか?」 マーケティングに関しては,一販売店にとやかく言うことではないが, 販売方法に問題があるのは明白である. 彼らのポリシーは,東京一極集中的な思想が根底にあるとしか考えられない. 自分達だけが世界の中心にいるとでも考えているのか? だとすれば傲慢以外の何ものでもない. 応対に当たった店員によると, 「転売の事実は知らなかった.これは由々しき事態なので上層部へ報告しておく.」 という回答だった. 一応,一ユーザーとして,言いたいことは伝えた. その後ずっと,ネットショップ系,オークション系,サーチエンジンで ウォッチングを続けていたわけであるが, 9月に入ってからSBPとセガダイレクトから「重版が決まりました.」のメイルが. 客の要望・苦情に重い腰を上げたというところであろう. 問合せをしていなかったら,また同じことの繰り返しになるところであった. 思い起こせば,Digi Cubeも客への対応がひどかったな.案の定つぶれたけど. この調子でいくと,太正浪漫堂はあと1年もたないであろう. サクラ大戦自体,あと2年もつかどうか... SBPは一応,軌道修正をしてくれたのでよしとするか. 以上のように,散々翻弄され,精神的苦痛を強いられたこの本であるが, 苦労した甲斐があって,ようやく9/17に無事購入することができた. こんなことが続くと,ただでさえモチベーションが下がっているのに, 更に拍車をかけて興味が失せてくるので,関係各位においては,もう少し改善を求めたい. サクラ大戦の市場は既にピーク過ぎてるんだぜ.分かってる?広井さん. こんな文章,誰も見ちゃいないだろうけどな.