季刊金つなぎ 金つなぎ

ふれあいホットライン

梶川タカエ (柏原市、 パート。 直腸がんほか)
平成五年、 五十歳のとき発病。 その後毎年、 入院・手術の連続でした。 この病気になると、 人様にどこまでお話ししていいのか分からないときがあり、 孤独になりますよね。
私の場合、 子供たちも大きくなりましたが、 まだまだ働きに出なければなりません。 がんに負けてなんかいられない、 という気持ちです。

増本 康子 (草津市、 主婦、 乳がん、 肝臓がん)
病気のことを考えると不安でいっぱいですが、 「死ぬも生きるも天命のまま」 (金つなぎの会の合言葉) と、 いつも自分に言い聞かせております。 月に一度、 リザーバーへの抗がん剤注入と輸血が続き、 私の闘いはまだまだ終わりません。 でも、 くじけることなく、 明るく頑張ります。
会の皆様、 どうぞよろしく。

川口  泉 (東京都文京区、 主婦。 女優野添ひとみさんの長女。 野添さんは平成七年五月、 進行頸部がんで逝去。 享年五八)
母は父 (俳優川口浩さん) の死後肝臓を患い、 二度の大きな手術を受けました。 その後、 お医者さまが驚かれるほど元気になったのですが、 それも三年間くらいでした。 大変残念ですが、 苦しまずに他界できたのが、 家族にとってはなによりでした。 告別式等には、 たくさんの方々にいらして頂き、 今さらながら、 父母の偉大さに感動しております。 これからは、 私達親子四人、 頑張って生きていこうと思っています。

大谷 和子 (福岡市、 主婦。 乳がん)
私は約二年前に手術を受けた六十九歳の主婦です。 一応元気に過ごしておりますが、 漠然とした将来への不安は拭えません。 同病の方々とお話もしたいし、 出来たら旅行にも参加したい、 と思っています。 その他、 いろいろお教え頂ければ幸いです。

青木康代 (福岡市、 乳がん)
主人は平成六年に口腔がんを、 私も七年に手術して養生中です。 夫婦しての闘病に、 当時は、 神も仏もないものか、と嘆いたものですが、 それでも心まで病んでなるものかと、 いつも自分に言い聞かせて生きてきました。 がんを病んだことで、 得ることもあるんですね。

十川みさ子 (大阪市、 食堂経営、 子宮がんほか)
平成五年春、 腹部が張り、 不正出血もあったので病院へ。 検査の結果、 子宮がんと卵巣、 大腸への転移が見つかりました。 術後、 抗がん治療を九回受けて退院。 以前のような忙しい毎日を送っています。 食生活に注意し、 子供をあやすような気持ちで、 がんと付き合っています。 おかげさまで元気です。

小林紀恵子 (大阪市、 主婦。 乳がん)
昨年七月に手術。 「なぜ、 私ががんに?」 と嘆くこともありましたが、 この会に参加して、 前向きに生きる喜びを知りました。 その後、 小学校と幼稚園のPTA委員も引き受けましたが、 主人がとても協力的なので、 有難いです。

上山 好雄 (柏原市、 会社員。 胃がん、 腸ポリープ切除)
今夏、 胃の幽門がんのため入院、 手術。 小生六十五歳ですが、 親、 兄弟をがんで失っていますので、 ふだんから気をつけていました。 「それが幸いであった」 と医者にも言われるほど早く発見出来て、 良かったです。 これからの余生、 皆さんと共に、 頑張って生きていきたく思います。

山中 和代 (天理市、 元高校教師。 子宮がん)
六年前に発病。 術後、 点滴治療を受けましたが、 急性白血病から敗血症を引き起こし、 生死の境をさまよいました。 五十二歳の今日まで、 誠実に一生懸命生きてきて、 このまま死ぬのは納得できません。 ボランティアなど、 自分に出来ることで、 誰かのお役に立ちたいと思っています。

谷口 優美 (奈良市、 元OL。 悪性リンパ腫)
大学ではヨット部に所属したスポーツウーマン。 希望のスポーツ品メーカーに就職出来たのに、 平成七年正月にあごの下の腫れを発見。 病院では首と肺の後ろに腫瘍ありと診断され切除できないため抗がん治療を十二回。 二十代の秋、 頑張る!

三永 克巳 (高槻市、 工務店経営、 喉頭がん)
おはようございます!ボク、 もう、 一時間の散歩を済ませましたよ。 十六年前にがんにかかり、 今は食道発生法でしゃべっています。 ちょっと、 聞き苦しい声でごめんね。 ボクが歩くのは、生きたい“生欲”のため。 おかげで、 今年五十六歳だけど、 再発もなし。 金つなぎの会に入ってから、 良いこと続きでうれしいな。

森田ひろえ (西宮市、 主婦。 息子が睾丸のがんほか)
十六年前、 京大大学院に在学中の息子が発病。 二年後、 肺に転移しました。 専門病院で強い抗がん治療を受けたものの、 このままでは命が危ないと思い、 蓮見ワクチンに切り替えを。 その後就職、 結婚。 息子は今も元気です。

宮崎 愛子 (松阪市、 薬店経営。 卵巣がん)
五年前に手術。 抗がん治療を一クール受けただけで自主退院。 現在は、 健康食品で養生中です。 昨年“生き残り”をかけて親代々の薬店を駅前に移したため、 銀行に億単位の借金が出来ました。 バツイチで子供のない私、 借金を励みに頑張っていきます。

山田 悦子 (吹田市、 主婦。 膀胱腫瘍)
十三年前に発病。 再発しやすい、 と言われたため、 玄米菜食やビワの葉温灸などで体質改善に励みました。 正しい呼吸法と食生活が、 体を健康に導いてくれる、 と実感しました。 おかげで元気です。