★今給黎 久(枕崎市長)
多くの人が私を福耳と讃える。 だが、 金と物はいつも素通り。 近年、 ようやく会得した。 私の福は 「人」 であると。 人に恵まれる幸せ。 「一切皆空」。 だからこそ生きているうちに、 人を大切にしたい。
★上山 英介(大日本除虫菊社長)
蚊取線香を発明した祖父英一郎 (八十六歳没) をはじめ、 父は八十四歳没、 母は八十八歳没|と我が家は長寿の家系です。 なかでも、 くよくよせず毎日を勤勉に楽しく暮らした祖母 (九十八歳没) を見習い、 座右に 「吾以外皆吾師」 の言葉をおいて、 常に楽しく生きたいですね。
★河盛 隆造(順天堂大学内科教授)
人生はスポーツ心を持ってすごしたいですね。 突発的に何が発生してもゲームの内と対処したい。 自らの疾病を充分理解する好奇心も常に持っていたい。 そして独創的に生きることを大切にしたいと思います。
★喜早 哲(ダークダックス、 バリトン)
幸か不幸か六十五歳。生涯現役を誓って今日の日まで、 一度の入院生活も経験なく生きてきました。 いま、 一病息災という言葉に震えています。 私の人生観は、 「ケ・セラセラ」。 健康も、 生活も、 細心の注意をはらった上で。
★小林 典子(主婦、 喫茶店経営)
坂村真民さんの本で出合った 「念ずれば花ひらく」 の言葉が、 私を支える人生観。 結婚して三十三年、 私の作ったウェディングドレスを着て、 ことし二人の娘が嫁ぎます。
振り返れば、 夢のよう。 あしたから、 また夢を追って。
★里中満智子(漫画家)
「死ぬまでは生きている」 当たり前のことだが、 つい忘れがちな、 「今、 生きている」 というこの事実を明るく楽しく受けとめ、 一日一日、 一時間、 一秒を 「ありがたく」 味わいたい。 そして、 前向きに開き直るゆとりを持ちたい。
(注=里中さんはがんを克服、 つよく明るくしなやかに、 漫画の世界を展げておられる)
★ 田島 治子(サカイ引越センター社長)
結婚して最初の二十年は夫 (憲一郎会長) と子供たちのために。 この十年は自分のために生きよう!と。 そんな私に、 1)人に迷惑をかけずに 2)人の喜ぶことは小さなことでもする 3)何事も正直に一生懸命に―と教えてくれた両親の声が今も聞こえてきます。
★松宮 隆男(モロゾフ会長)
人生を逆算して考える歳になり、 「あと何年生きられるか。 どんな楽しみや生きがいを持とうか」 などと思う日々です。 一度しかない人生は、 金銭でもなく理屈でもありません。 「粋に妖しく彩 (いろ) っぽく」 生きたいものですな。