季刊金つなぎ 金つなぎ

ふれあいホットライン

三谷幸子 (加賀市、 悪性リンパ腫)
平成三年、 市の集団検診で悪性リンパ腫 (右腋下、 三センチ大) が見つかりました。
切除手術と抗がん治療のため三ケ月間入院。 副作用に苦しみましたが、 今は元気になり、 痴呆者専門の施設でナースとして働いています。 六十一歳の私、 幸せです。

西尾繁喜 (大和高田市、 喉頭がん)
金つなぎの会は、 旅行などする折にピンクのハッピを着ます。 「自分だけがハッピーになるのでは勿体ない。 同病の友の心を明るく前向きにしてあげよう」 という“親心”が見えて、 うれしい限りです。

菊地文子 (松戸市、 夫が鼻腔がん)
主人 (四十六歳) の首のおできが、 実は鼻のがんが原因とわかりました。 現在のところ内蔵は大丈夫とのことで、 食欲もあり、 元気です。
普通の平凡な風景が、 突然涙を誘います。 これからの闘いを思うと恐ろしい
でも、 主人は 「死んでなるものか」 とがんを直視しているのですから、 私もがんばらなくては…!

岩前洋子 (和歌山市、 子宮がん)
がんを病んで十五年。 短歌を心の支えに 「女坂」 「吾勝嶺 (あがちね)」 を上梓、 充実の毎日です。 皆さんも、 感動を歌に託しませんか。
「体内に癌のひそむを知らされし日のわが仕事過失のありき」
「ゆくりなく会ひし闘病の日の友といとほしみ来しいのちを語る」
(歌集 「吾勝嶺」 より)

漆島照高 (福岡県粕屋郡、 妻が乳がんほか)
家内は乳がんが肺に転移、 発見が遅れたため、 半年ほどの闘病で昨春亡くなりました。 私は、 身寄りのない九十一歳の女性の身元引受人になっておりましたので、 死去された今夏は、 葬儀、 納骨、 そして妻の初盆と、 忙しく過ごしました。 会の皆さんが、 がんに負けずがんばっておられるお姿に感服しております。

土倉英治 (沼津市、 大腸がん)
平成六年に手術。 余命六ヵ月と宣告されましたが、 現在も元気に生活をしています。 機関紙で同病の皆様の心情を知るのは、 心の平安に役立ちます。 拙句をひとつ…。 「生命ある身の輝いて初日の出」

渡辺明子 (相模原市、 卵巣がん)
平成六年、 卵巣がんが見つかり手術、 全部取り切れなかったので抗がん治療で小さくして、 いずれ切除する予定です。
毎日が憂うつで、 悶々と過ごしています。 一生懸命心配してくれる主人に 「申し訳ない」 と思う気持ちでいっぱい。 がんばらなくては!

西澤節子 (北海道白老郡)
「季刊・金つなぎ」 を拝読。 皆さん方の元気で活動的なお姿が目に浮かぶようです。
私も六十五歳ですが、 今も病院の言語療法士を引き受け、 ほかにもハンド・ベルによるリハビリ指導など、 忙しい毎日を過ごしています。 病んでなお、 充実の人生を生きられることに感謝の日々です。

中村幸代 (津市、 主婦)
皆さん、 お元気ですか。 ドクダミは“癒しの花”。 すべての病む人の平安を祈って書いてみました。
誰もが、 がんにかかるかもしれない。 先に闘病されている皆さん、 がんばって!

上田久美子 (宝塚市、 急性骨髄性白血病)
阪神淡路大地震で家が半壊。 幸い、 家族全員無事でした。 ところが、 喜んだのも束の間、 四カ月後、 四十歳で白血病の告知を受けたのです。
その後危機を脱したのですが、 今秋また入院が決まりました。 「命の尽きる時が寿命」 と思い、“きっと良くなる、 必ず良くなる”と信じてがんばります。

川竹文夫 (横浜市、 NHKプロデューサー)
平成二年に腎臓がんを患い、 その体験を踏まえ、 同五年に 「人間はなぜ治るのか」 (NHK教育テレビスペシャル) を制作。 全国の視聴者に大きな反響を呼びました。
このたび二年間をかけて新たな取材を加え 「幸せはガンがくれた・心が治した12人の記録」 (創元社、 千五百円) を上梓。 全国の書店で発売中です。
045 (962) 7913

志田ゆみ子 (豊中市、 左頬粘膜有棘細胞がん)
平成四年、 歯ぐきの横に腫瘍が見つかり、 これまで聞いたこともない病名のがんと知らされました。 主治医は、 「先が長いですよ」 と言われましたが、 会の皆さんもがんばっておられるのだから、 私も何とか後からついて行きます。 よろしくね。

梶山やす子 (大阪市、 乳がん)
第一回猪の倉温泉ツアー (平成七年七月) に参加したあと、 乳がんの切除手術を受けました。 会の皆さんの明るさ強さを思い出し、 元気にリハビリにつとめました。 乳がんを病んでも、 これまでと何も変わりません。 転移や再発のないよう、 食生活と休養に心がけて暮らします。

北野静子 (大阪府豊能郡、 緑内障)
平成五年秋、 船釣りに出かけた主人が脳卒中でたおれ、 右半身不髄の身となりました。 朝は元気に出かけたのに、 夜は重病人。 不幸は突然やってくるものと悟りました。 「しなやかに病いと向きつ生きる術 (すべ) したたかに問う金つなぎの輪」。 皆さん、 ご一緒にがんばりましょうね。

南村香世子 (四条畷市、 肝細胞がんほか)
平成六年に肝細胞がんを患い、 今秋には又手術のため病室の空き待ちをしています。
十三年前に食道静脈瘤破裂を患っても助かったこの命、 必ず生き延びてみせる、 と決めています。 六十歳の秋、 がんばります。

明石真由己 (春日井市、 乳がん)
直腸のポリープ、 早目に切除したおかげか良性でした。 平成二年に乳がんを手術しているので一時は転移?と心配しましたが、 「もしも転移なら、 その時に考えれば良い!」 と心を切り替えました。

坂本ひろ美 (大阪市、 卵巣がん)
四十六歳で卵巣がん (III期) を切除、 抗がん治療を終えて、 今はとても元気です。 入院中、 テレビの中の 「金つなぎの会」 の皆さまにどれだけ励まされたか!

大島光子 (新潟県西蒲原郡、 乳がん)
孫たちを写生しました。 かわいい寝顔を描いていると、 再発・転移の不安を忘れます。 夢は、 展覧会を開くこと、 叶うかしら?



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