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PGP News | Return to Parent Menu |
Last Updated by 04/14/98(Tue) |
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※注:上のカッコ内に書かれている日付はこのページに掲載された日付です。 |
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PGP の最新バージョン 5.5.3i がリリースされました。 5.0i 付属のテキスト文書の日本語訳を作成しているときにぽんぽんとまぁ新しいバージョンが出てくること・・・ 現在は 5.5.3i の訳の方にシフトしようかと思案しております??? |
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NEC が PC97/PC98 規格に則した形で 97 年 9 月に出荷を開始した PC-9801/9821 の後継機種 PC98-NX では PGP の動作はどうなっているのでしょうか?? PC-9801/9821 は NEC の完全なオリジナルですが PC98-NX はかなりの部分に PC/AT 互換機との共通点を見ることが出来ます。 そのため PGP が正常に動作するかも知れません。 PC-9801/9821 の時には泣かされましたから、 PC98-NX では動いて欲しいなぁ・・・ 動作確認をしたいとは思っているのですが、周りに購入者がいないので試せずじまいです。 どなたか試して見たという方は、メール下さいね! |
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かなり前々から噂のあった PGP 5.0 & 5.0i がついにリリースされました。 今回のバージョンアップでは、 Windows 95 と Windows NT 4.0 に正式に対応し、GUI 環境で視覚的に操作できるようになったことは非常に価値があると思われます。 公開鍵ホルダ内の鍵のリストがデータベース形式で表示され、操作できるようになったのはすばらしく思いました。 PGP 5.0i からは PGP 2.6.3ia で暗号化されたものを復号化することができましたが、その逆は出来ないようなので、当分の間は PGP 2.6.3ia で暗号化した方がよいの・・・かな? |
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現在、世に出回っている 国際版 PGP (以下 PGPi) の最新のものは 1996 年 3 月 4 日にパッチとしてリリースされた PGP 2.6.3ia というバージョンです。 最近では PGP 2.6.3ia もバイナリとして配布されているようで、 MS-DOS 版は pgp263ix.zip というファイル名で登録されています。 パッケージの内容も前バージョンとは少し違っているということだったので、ダウンロードして試してみました。 いつものように解凍作業をして Windows 95 の MS-DOS プロンプトから実行させてみたところ、「Key size」、「User ID」、「Pass phrase」、まではいつもと同じように受け付けるのですが、その後のキーボードからでたらめなキー入力をして乱数を発生させるという作業で通常の入力を受け付けなくなりました。 " ^C " を入力してプロンプトには逃げられるのですが、それでは鍵が作れません。 ちと困ってしまったので、 PGP 関連のサイトから調べてみると、どうも今回の PGP 2.6.3ia MS-DOS 版の差分の部分に PC/AT 互換機に機種依存する部分があるのだそうです。 How to use PGP でも書いたとおり、乱数を発生させて鍵の本体を作る際にキー入力と次のキー入力の間の時間を計測して、その時間を乱数発生時の「種子」として使います、そうすることで、乱数表を更新してデタラメ度を高めるのです。 キー入力の間隔は当然システムクロックから計測されます、この部分に PC/AT 互換機に依存するコードが書かれているため NEC PC-9801/9821 では鍵を作ることができなかったのです。 しかし、ちと考えてみれば鍵さえあれば使えるのではないのか・・・ということは以前のバージョンで作った鍵、もしくは PC/AT 機などで鍵を作って持ってくればつかえるということではないでしょうか? ということで、試してみました。 前者の前バージョンの鍵を使って(前バーションから流用したのは pubring.pgp, secring.pgp, randseed.bin の 3 つのファイル)試してみたところ、暗号化、復号化ともに正常な動作が確認できました。 しかし、上の方法では PGP 2.6.3ia というバージョンナンバーのついた鍵は得られませんから・・・ちと寂しいなぁ。(;o;) 鍵自体のバージョンナンバーはあまり深刻な問題ではありませんが、バグが解っている実行ファイルを使うのはどうかと思いますので、バグフィックスされている、できるだけ最新の PGP 2.6.3ia を使用するのが望ましいと思います。 PGP 2.6.3ia は PGP 2.6.3i のかなりのバグがフィックスされていますので動作的にも安全で安定しているといえます。 |
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PGP History でもちらっと書きましたが、ファイル名 pgp263i.zip で登録されている PGP 2.6.3i (MS-DOS 16 bits) のバイナリは NEC PC-9801/9821 用の MS-DOS 上では動作しません。 常駐 (TSR) ものとの相性かと、メモリ管理のドライバ(普段は I.O DATA / MEMORY SERVER II の VMM386.EXE を使っています)をとっかえひっかえ試してみたりしましたが、結果は実行させる度にシステムがフリーズしてしまい使いものになりません。 バイナリとして提供されているものが動かないのであれば、ソース pgp263is.zip が公開されているのだから日本語対応コンパイラで新たに実行形式ファイルを生成してやれば動くのでは?!という希望的観測を胸にいろいろと試してみました。その内容を以下に示します。 PGP の(この場合 PGPi )ソースファイルには各社のコンパイラ別のメイクファイルが添付されています。 バイナリの生成には、 Micorsoft Visual C++ 1.0 or 1.51, Borland Turbo C++ を使い、コンパイルを行ってみました。するとコンパイラからのウォーニング (Warning) は結構でましたが、致命的なエラー (Error) を出すわけでもなく問題なく作業が終了しました。しかし、やはり動作はしてくれません。 ついでに Microsoft Quick C 2.0j, LSI C-86 Ver 3.30c 試食版 でも試してみました。 Microsoft Quick C 2.0j はソースに添付の Microsoft C のメイクファイルを修正し、 LSI C-86 Ver 3.30c 試食版 の方は他のメイクファイルを参考に新規に作成して、バイナリを生成してみましたが、結果は変わりませんでした。 この実験では公開されているソースファイルから手持ちの 4 種のコンパイラで試しましたが、結果は同じく NEC PC-9801/9821 の MS-DOS で実行させるとビープ音を発信したままフリーズしてしまうという状態で、ネイティブに動作する PGP は得られませんでした。(実行後一切の外部入力を受け付けませんでした。) 上記とは別に、 Microsoft Visual C++ 4.0 で Win32 コンソールアプリケーションとして添付のメイクファイルからコンパイルしてみたところ、こちらは Windows 95 の MS-DOS プロンプトで完全な動作が確認できました。 Unit Missing Link で運営する BBS 『みるく』の会員さんの大多数が NEC PC-9801/9821 の MS-DOS で使用しているので、こんな状況では困ってしまいます。 そこで、国際版 PGP (通称 PGPi)の作成に参加し PGP 国際版 (日本語版) のページ管理者である杉山 直樹氏に e-mail にて 「 NEC PC-9801/9821 の MS-DOS 上で PGP が動かないのですが、動作させる方法は無いのでしょうか?」という質問を出させていただいたところ、 「ある方が作った PC-9801/9821 の MS-DOS で動作する PGP が存在しています」という返事が返ってきました。すぐにでもその 98 版のバイナリが欲しかったのですが、 「配布や、ソースの統合について、Ståle Schumacher 氏に意見を聞いてるところですので、すこし待ってみてください」という要請があり、お預けとなっている次第です。 現在『みるく』では PGP を使用するときには、 Windows 95 上の MS-DOS プロンプトで暗号化してから『みるく』にアップするという方法をとっています。 なんとかせねば・・・ということで、暇なときには PGP のソースをいじっている今日この頃なのでした・・・ |
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