名張シンクス(名張市中心市街地活性化町づくりグループ)
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町の状況

p_torii.jpg かっての旧町、名張旧中心市街地(これからは旧名張町とします)は名張市の経済的中心地として栄えてきました。まだ十数年前の市役所移転の頃までは旧名張町内は人でニンニンしていました。旧名張町以外で名張市の商業店舗はまだ少なく、大阪から移転してきた人達は名張での買い物には随分不自由したと聞きます。

 ちなみに、昭和の40年中頃から新興住宅団地の開発が進み、毎年人口増加が続き昭和50年半ばには転入3,000人を遙かに越え、人口増加率日本一になったことがあります。この傾向はバブルがはじけたあと平成6〜7年まで及び、小売消費総額の内、200億程は常に大阪の商圏にとられていました。つまり大阪に対抗できる魅力ある商店に頑張ればそれだけ市内に消費を取り返せるパイがあったのです。成長する消費のパイは同業者が、仲良く事業を大きくして互いに栄えることができた時代だったのです。

p_san.jpg 今日では、見違えるようにロードサイドに大型店が建ち並び、新興住宅団地の人が旧名張町内に入って来て商店街で買い物するなどは考えられなくなりました。随分様変わりしたものです。逆に商店街の老舗がロードサイドへ出店しています。住居としても2世3世は外縁の新興住宅団地や大都市に移転し、旧名張町内では老人だけの所帯が珍しくなくなりました。旧家屋が取り壊され空き地が目立つようになり、ドンドン駐車場になっていきます。朽ちていく末路が、旧名張町の誰の目にも見えるようになってきています。旧名張町が名張市の消費を一手に担う、中心商店街の役割は終わりました。

  今では人口増加も止まりました。平成10年では増加が600人、11年は300人です。現在では周辺から40億ほどの商圏を取り込むようになりました。飽和状態から過当競争の時代に入ったのです。

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