昭和3年 1928
1927 江戸川乱歩著書目録 乱歩文献データブック ▲江戸川乱歩年譜集成 1929
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あ・てる・てえる・ふいるむ
新青年新年号(9巻1号)1日
代作(横溝正史)
A Tell Tale Film

ラムール
騒人1月号(3巻1号)1日
合作(小酒井不木と)
十枚

屍を
探偵趣味1月号(4年1号)1日
合作(小酒井不木と)
十枚

1月
横溝正史宛書簡〔「飛機睥睨」予告〕
新青年新年号(9巻1号)1日

 
無駄話
探偵趣味の会編『新作探偵小説選集 第三輯』春陽堂 1日
十二月(探偵小説十年)
放浪記

飛機睥睨(1)
新青年2月号(9巻2号)1日
合作(耽綺社同人=土師清二、長谷川伸、国枝史郎、小酒井不木、乱歩)
9月まで八回
一 この世におさらばを告げる男/二 大蛇を使う印度人/三 客席に押寄せる怒濤
空中紳士
四百枚

2月
飛機睥睨(2)
新青年3月号(9巻4号)1日
四 三つの博多人形/五 樹上に笑う狂人/六 獲物を狙う二人/七 謎のオペラグラス/八 支那町五十六番館

ジャズ結婚曲(1)
週刊朝日13巻12号 11日
脚本。合作(耽綺社同人=土師清二、長谷川伸、国枝史郎、小酒井不木、乱歩)
二回
第一場 社長邸のジャズ/第二場 高架線の下

角男
サンデー毎日春季特別号《小説と講談》7年13号 15日
代作(横溝正史)

ジャズ結婚曲(2/完結)
週刊朝日13巻14号 18日
第三場 カッポレの夕べ

3月
飛機睥睨(3)
新青年4月増大号(9巻5号)1日
九 物語る博多人形/十 阿片窟に現れる獅子/十一 アトリエの内と外

4月
飛機睥睨(4)
新青年5月号(9巻6号)1日
十二 黙阿弥風の悪党/十三 二十年目に帰宅した人/十四 揺れる部屋/十五 赤い部屋の奸計/十六 狂い笑う悪党の群

5月
飛機睥睨(5)
新青年6月臨時増大号(9巻7号)1日
十七 残酷な予言者/十八 町に住む獅子/十九 ダイナマイトを嘗める男/二十 浴室の悲鳴

6月
私のやり方〈探偵読本−5〉
探偵趣味6月号(4年6号)1日

飛機睥睨(6)
新青年7月号(9巻8号)1日
二十一 響晰の挑戦/二十二 劇場の怪異

南方の秘宝
名古屋新聞 1日→
合作(耽綺社同人=土師清二、長谷川伸、国枝史郎、小酒井不木、乱歩、平山蘆江)。「貼雑年譜」に「本文ハ岩田準一君ノ執筆デアル」と記録
8月まで四十一回
深夜の秘密/船中の争い/奇妙な漁夫/恋し合う若き二人/救助者鉄さん/花瓶の謎/二人の訪問者/蝶の翅/女中の告白/穴中の死体/留守中の椿事/白熱的競走/意外又意外/黄金の仏像/大団円

7月
飛機睥睨(7)
新青年8月号(9巻9号)1日
二十三 響晰対星野龍子/二十四 猛獣の断末魔/二十五 適中した狂女の予言/二十六 いぶかしき園部男爵

陰獣(1)
新青年夏期増刊号(9巻10号)5日
10月まで三回
一/二/三/四
昭和三・六・二五/盛夏(探偵小説十年)
百七十枚

南方の秘宝(完結)
名古屋新聞 →10日

8月
少年ルヴェル[ルヴェルを憶う]
新青年夏期増刊号(9巻10号)5日

陰獣(2)
新青年9月号(9巻11号)1日
五/六/七/八
飛機睥睨(8/完結)
二十七 罪状曝露/二十八 意外又意外

9月
作者申す〔陰獣〕
新青年9月号(9巻11号)1日

陰獣(3/完結)
新青年10月増大号(9巻12号)1日
九/十/十一/十二

白頭の巨人(1)
サンデー毎日7年48号 21日
合作(耽綺社同人=乱歩、国枝史郎、小酒井不木、土師清二、長谷川伸、平山蘆江)。「貼雑年譜」に執筆は「岩田君デハナカッタカ」と記録
12月まで九回
雪岡博士の怪死/重なる事件

白頭の巨人(2)
サンデー毎日7年49号 28日
いぶかしい雁金博士/深夜の訪客

10月
パノラマと八幡の藪不知
黄表紙10月号(2巻5号)1日

白頭の巨人(3)
サンデー毎日7年50号 4日
追われる雁金博士/廃船紫雲丸の怪事

白頭の巨人(4)
サンデー毎日7年51号 11日
意外を報じる二人の客/抜け道・古榎・疑問の手紙

白頭の巨人(5)
サンデー毎日7年52号 18日
疑いを増す中折帽の持主/解かれゆく暗号文字/奇怪な責道具

白頭の巨人(6)
サンデー毎日7年53号 25日
排気筒に起る数々の椿事/明石家に集まる人々

11月
最近の感想
新青年11月号(9巻13号)1日
その昔の秘密な喜び/今度は本当に人殺し/探偵小説のエレメント/芸術小説と通俗小説/涙香物の魅力は奈辺に?/小説と犯罪事実譚/探偵小説とその批評/Epilogue
探偵小説無駄話
マイクロフォン

御返事
猟奇11月号(1年6輯)1日

鬼才三人[耽綺社同人諸氏の新進作家集観]
大衆文学月報19号 1日

白頭の巨人(7)
サンデー毎日7年54号 2日
語り合う四つの心/章夫を運び去る運転手

白頭の巨人(8)
サンデー毎日7年55号 9日
雁金博士の逮捕/誤られた毒杯

白頭の巨人(9/完結)
サンデー毎日7年56号 16日
誤られた毒杯/明石の手紙/其最期

12月
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鈴木氏亨編『昭和四年版文芸自由日記』文芸春秋社出版部 1日

文学史上のラジウム──エドガア・ポオがこと
世界文学月報21号 新潮社 15日

掲載1999年10月21日 最終更新2007年 4月 2日 (月)