新青年

大正15・1926年

編輯日誌  一記者
◇二十七日 報知新聞夕刊に江戸川乱歩、平林初之輔、甲賀三郎、森下雨村など探偵趣味の会同人で、鬼熊探検に出掛ける由の記事が出る。計画はありたれど、確定したるわけに非ず、前日報知記者中代君に会ひ、つい口をすべらしたが為なり。新聞記者は恐ろしと雨村生こぼすこと頻り。夜、銀座「やまと」にて趣味の会の慰労宴。
初出・底本:新青年 大正15・1926年12月号(7巻14号)
掲載:2009/02/24

名張人外境 Home > Rampo Fragment