新青年

昭和2・1927年

編輯局から  横溝生
◆森下雨村氏が文芸倶楽部をやられるやうになつて、まあお前やつて見ろと、新青年を一任されてからこれが第二冊目である〔。〕何しろまだ雑誌といふものに関係してから日も浅いのだし、年少でもあるしするから、種々と目だるい所があるだらうが、追々良い雑誌にして行くつもりである。僕がやり出してから、面白くなくなつたなんて事になると癪だから大いに勉強する積りでゐるが、読者諸君も後援の意味で、せいゞゝ発行部数の伸びるやう愛読していたゞきたい。
初出・底本:新青年 昭和2・1927年4月号(8巻5号)
掲載:2009/02/25

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