新青年

昭和2・1927年

御挨拶  森下雨村
 前号で横溝君が御披露下さつたとほり、今度文芸倶楽部の方に転じ、五月号から同誌を編輯することゝなりました。創刊以来全七年、まことに長い御縁故でした。皆様の御後援御同情に厚く御礼申上げますと同時に、今後も相不変皆様が本誌を御愛顧下さいますやうに、また一方では、小生主宰の文芸倶楽部をも御愛読下さいますやう、慾深い申分ながら、御挨拶に兼ねてお願ひ申上げます。
初出・底本:新青年 昭和2・1927年5月号(8巻6号)
掲載:2009/02/25

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