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2009年1月14日(水)

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毎日jp
1月14日 毎日新聞社
1月14日付三重版掲載
特別企画展:文学作品に登場、鳥羽の風景紹介──ミキモト真珠島 /三重 林一茂
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特別企画展:文学作品に登場、鳥羽の風景紹介──ミキモト真珠島 /三重

 鳥羽市のミキモト真珠島で、文学作品や推理小説、詩歌で描かれた鳥羽の風景を紹介した特別企画展「鳥羽名作十景〜近代文学にみる鳥羽の風景」が開かれている。

 紹介されている作家は計12人で、作品中の文言などを書いたパネルを当時の写真、出版物などとともに展示している。青年時代を鳥羽で過ごした江戸川乱歩の代表作の一つ「パノラマ島奇談」は、ミキモト真珠島をモデルにしているとされる。神島を舞台にした三島由紀夫の「潮騒」や、鳥羽三山の樋ノ山が舞台となった山本周五郎の「扇野」なども展示されている。

 イアン・フレミングの小説「007は二度死ぬ」の原作には、日本人になりすますため鳥羽で研修する場面がある。旅館からミキモト真珠島と御木本幸吉の銅像を眺める風景が描かれている。

 また、江戸川乱歩が撮影、編集したとされる真珠島の海女たちの様子を撮影した8ミリフィルムが11分間にまとめられて上映され、訪れた観光客を楽しませている。4月12日まで。【林一茂】

〔三重版〕

毎日新聞 2009年1月14日 地方版

 
 「鳥羽名作十景〜近代文学に見る鳥羽の風景〜」は2008年12月27日、ミキモト真珠島の真珠博物館一階 企画展示室で開幕。
 
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