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2009年9月12日(土)
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神戸新聞に連載された神戸モダニスト列伝とでも呼ぶべきエッセイが一巻に編まれました。小説家、詩人、俳人、写真家、画家、さまざまな芸術家の人生と作品が交錯した神戸の地が美しい小宇宙としていきいきと再現されています。
序 章 神戸、その都市魅力 第四章には乱歩と正史、さらに西田政治や戸田巽、酒井嘉七ら探偵作家の織りなした神戸綺譚が登場。 |
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第四章 妖しい漆黒の光芒(探偵作家たち)
西秋生 2 トアロードで見つけた「人間椅子」(江戸川乱歩) 明治二十七年(一八九四)、三重県名賀郡名張町(現・名張市)に生まれた江戸川乱歩は、大正十五年(一九二六)以降、作家活動への専念を目的に東京へ定住するまで、東京も含めて名古屋や大阪など各地を転々としたが、神戸に住んだことはない。ただ、印象的な出来事が何回かあったため、神戸の街には好意を抱いていた。 |
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モダン都市神戸に投げかけられた幻視のまなざしを丹念に跡づけた一冊ですが、うつし世の神戸を散策するガイドブックとしても重宝。戸田勝久さんによる装幀もこの小宇宙の美を支えています。 | |
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