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2009年10月9日(金)
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●雑誌 | |||||
荷風! 21号 | |||||
9月1日 日本文芸社 A4判 113ページ 本体838円 |
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江戸川乱歩『陰獣』/大都会東京を生きる者/その「聖」と「俗」の匂い 今村幸市(文)、天野憲仁(写真) | |||||
エッセイ p98 | |||||
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江戸川乱歩『陰獣』 大都会東京を生きる者 その「聖」と「俗」の匂い 今村幸市 『陰獣』はミステリーとしての完成度が高いだけでなく、作中に登場する「大江春泥」という推理作家が乱歩の分身のように描かれていることでも知られる。「大江春泥」はある事情から都内を点々と引越すのだが、それはまさに引越し好きだった乱歩がたどる足跡と重なる。そういう意味では、乱歩が、浅草を通して「大都会東京」というものと向き合うことで生まれた都市ミステリーでもある。 |
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▼日本文芸社:荷風! |