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2009年10月17日(土)

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毎日jp
9月30日 毎日新聞社
9月30日付東京朝刊掲載
大乱歩展:県立神奈川近代文学館、10月3日から 棚部秀行
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大乱歩展:県立神奈川近代文学館、10月3日から

 日本の探偵小説の草分け的存在・江戸川乱歩(1894〜1965)の特別展「大乱歩展」が、10月3日〜11月15日、横浜市中区山手町の県立神奈川近代文学館で開かれる。

 江戸川乱歩は三重県名張市生まれ。23年「二銭銅貨」でデビュー。「パノラマ島奇譚(きたん)」「黄金仮面」「黒蜥蜴(とかげ)」などの作品で知られ、日本のミステリー小説界の礎を築いた。江戸川乱歩賞、日本推理作家協会の設立にも尽力した。

 同文学館の開館25周年を記念した特別展。乱歩の70年の足跡を、作家以前▽デビューから戦時中▽戦後──の3つの時期に分けて振り返る。さらに代表作となった少年探偵団シリーズの魅力を紹介し、乱歩の蔵書の数々も展示する。

 関連イベントとして、作家の小林信彦さん、評論家の紀田順一郎・同文学館館長による記念講演や、俳優の寺田農さんの「D坂の殺人事件」朗読会、無料の文学講座なども予定している。記念講演、朗読会の入場料は各1000円。

 問い合わせは、県立神奈川近代文学館(電話045・622・6666)。特別展は午前9時半〜午後5時(入館は4時半まで)。大人600円、20歳未満及び学生300円、高校生以下・65歳以上無料。月曜休館(10月12日開館)。【棚部秀行】

毎日新聞 2009年9月30日 東京朝刊

 
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