国立劇場１０月歌舞伎公演「京乱噂鉤爪−人間豹の最期−」の公開舞台げいこが３日、東京・三宅坂の国立大劇場で行われた。

　昨年、好評を博した江戸川乱歩原作の“乱歩歌舞伎”の続編。原案を担当した市川染五郎（３６）は、縦回転しながら斜めの宙乗りを披露。染五郎は歩道橋でも真ん中を歩くほどの高所恐怖症というが、果敢にチャレンジ。「“旋風宙乗り”です。ここが東京オリンピックですので見に来て下さい。これをプレゼンテーションに持って行ったら勝てたはず」と、前日の五輪落選に引っかけてアピール。演出も担当する父親の松本幸四郎（６７）も「東京五輪は成し遂げられませんでしたが、その憂さを乱歩歌舞伎でお晴らし下さい」とＰＲに努めた。千秋楽は２７日。

（2009年10月4日06時00分 スポーツ報知）