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2009年10月17日(土)

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10月4日 中日新聞社
染五郎 史上初の「旋風宙乗り」 乱歩歌舞伎「京乱噂鉤爪−」舞台げいこ
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染五郎 史上初の「旋風宙乗り」 乱歩歌舞伎「京乱噂鉤爪−」舞台げいこ

2009年10月4日 紙面から

人間豹に扮(ふん)して「旋風宙乗り」に挑戦する市川染五郎=東京・国立劇場で

 市川染五郎(36)原案の“乱歩歌舞伎”「京乱噂鉤爪(きょうをみだすうわさのかぎづめ)−人間豹の最期−」の舞台げいこが3日、東京・国立劇場で行われた。染五郎扮(ふん)する人間豹が、身体を曲げずに前回りを連続させる史上初の「旋風宙乗り」を披露し「これでプレゼンしてればオリンピックは東京に決まっていたのに」と冗談まじりで完成度に胸を張った。

 昨年11月に上演した「江戸宵闇妖鉤爪(えどのやみあやしのかぎづめ)−明智小五郎と人間豹−」の好評を受けての続編。今回も人間豹を追い詰める明智小五郎を父松本幸四郎(67)が演じ、九代琴松の名で演出も担当した。

 見せ場の「旋風宙乗り」は、客席上約32メートルを舞台から2階客席後方まで対角線に“飛ぶ”。染五郎が「この1年間どう飛べるか検討してきた。これが型として残ればいい」という自信作だ。

 「東京オリンピックが成し遂げられなかったうっぷんを(お客さまは)国立劇場で晴らしてほしい」とジョークを飛ばした幸四郎は、「宙乗りも芸の一つ。せりふや他の役者の演技と統一性を持たせなければいけない」と話した。中村梅玉(63)、中村翫雀(50)らが共演。公演は4−27日。

 
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