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2009年11月24日(火)
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神戸新聞 | |
11月23日 神戸新聞社 | |
横溝正史の生誕地碑建立5年 有栖川有栖さん講演 井関徹 | |
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横溝正史の生誕地碑建立5年 有栖川有栖さん講演
横溝正史と神戸とのかかわりについて話す有栖川有栖さん=東川崎地域福祉センター 名探偵金田一耕助シリーズで知られる推理作家横溝正史の生誕地碑建立から丸5年を迎え、記念の講演会が22日、神戸市中央区東川崎町5の東川崎地域福祉センターであった。作家有栖川有栖さんが横溝をはぐくんだ神戸について語り、住民やミステリーファンら約60人が聞き入った。 横溝(1902〜81年)は東川崎町の出身。地元の尋常小、中学校を経て、大阪薬学専門学校へ。卒業後、24歳まで家業の薬局で働き、江戸川乱歩の招きで上京した。 生誕地碑は住民らが04年11月に同町内に建立し、東川崎ふれあいのまちづくり協議会などが毎年、記念行事を開催している。 講演会で有栖川さんは「神戸は、実はミステリーの街。横溝が子どものころ、三宮の古本屋では海外の雑誌が手に入り、元祖ミステリーマニアの西田政治らとの出会いがあった」と解説。江戸川乱歩と横溝が、一緒に三宮周辺を巡っていたことなども紹介した。 江戸川乱歩を日本探偵小説の父と評する一方、横溝は「本格ミステリーを確立した」とし、「金田一耕助の描き方、農村などを舞台にした小説の発想は先見性があった」と話した。 神戸ハーバーランド(同町1)のシネモザイクでは、12月4日まで横溝正史の原作映画上映会を開催中。シネモザイクTEL078・360・0700(井関 徹) (2009/11/23 09:00) |
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